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ニューヨーク生活

  • July 26, 2020

アメリカに移って15年...

ニューヨークでは暑い日が続いています... 私が留学のためにアメリカにやって来たのが、2005年7月。ちょうど今月、渡米15周年を迎えることになりました(!)。 10年目くらいまでは、渡米してからの出来事をシミジミ振り返ったりしていたものですが、それ以降は大して変わらない毎日が慌ただしく過ぎてゆき、あまり感慨もありません。 そもそもは留学のために渡米して、卒業後は日本に帰る予定だったので、今もアメリカのニューヨークで生活しているなんて、15年前は想像もしていませんでした。特に、コロナのせいで何ヶ月も閉じこもり生活が続いているこの状況など、誰が想像したでしょうか... 色々な出来事がありましたが、今の状況だからこそ特に、健康で日々過ごせることが何より大事だと実感します。これからも、心身の健康に気をつけて過ごしていきたいものです。そして、世界中のコロナ感染が少しでも早く収束して欲しい。(自分のコロナウィルスの抗体も出来るだけ長く残っていて欲しい!) これを書いている7月26日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  4,315,709、死者  149,398 ニューヨーク州:感染者     439,280、死者    32,679 ニューヨーク市:感染者     220,172、死者    23,476 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。) 6 月後半から一貫している傾向ですが、アメリカ全体の感染者数は増加が続いていて、ついに累計400万人を超えました。死者数も15万人に迫ろうとする勢いです。 […]

  • July 12, 2020

コロナの抗体検査を受けました

先日、7月4日付けのブログにも書いたように、定期健康診断を受けた際、ついでに新型コロナの抗体検査もやってもらいました。 一週間後、診断結果の連絡があり、なんとコロナ抗体検査は陽性という結果が...!正直、自分がコロナにかかっているとは思ってもいなかったので、ビックリでした。一体いつの間に... 色々思い返してみると、3月中旬ごろ、風邪の引き始めのような症状(頭が重い、体の節々が少し痛み出す)がありました。その頃はニューヨークにもコロナ感染が徐々に広がってきていた時期でしたが、その症状は一日で治ったし、私はそれがコロナだとは露ほども思いませんでした。会社にも行っていたし、人とも普通に会っていたので、あのとき誰かにうつさなかったか心配ですが...それ以外に、思い当たる症状はありません。 ドクターからは「免疫ができたんだから、Good News!」と言われました。これでもう二度と感染しないのなら万々歳ですが、コロナの抗体はいずれ減少してなくなってしまうらしい...。それまでにワクチンが開発されているといいんですけど。 こんなニュースも見つけました。 「新型コロナ3カ月で抗体減少なら…集団免疫とワクチン効果は“風前の灯火”」 せっかく抗体ができても、たった3ヶ月しか持たないんだったら...ちょっと気持ちが奔放になりかけていた矢先、まだまだ用心しないといけません。 ちなみに、その他の診断結果は、(細かいところを除いて)全般的に問題ありませんでした。Vitamin Dが低いという結果が出たのですが、多分シミ対策で日光(紫外線)に当たるのを避けているからだろうと思っています。そもそも、ここ数ヶ月はコロナのせいであまり外に出ていないですから。 とにかく、コロナに振り回されたこの数ヶ月、健康の大切さを今まで以上に痛感しました!これからも、栄養ある食事や定期的な運動を心がけて、健康を保っていかないと。 久々にレストランでのランチ。チェルシーにあるその名も「Cafeteria」にて。以前近くに住んでいて結構行きましたが、今回はすごく久しぶりでした。ここは元々からアウトドアの席があったのですが、今は車道の一部にまでアウトドア席のスペースが設けられています。(ニューヨークでは、まだレストラン店内での飲食が認められていません。) 最後に、7月11日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおり。 アメリカ合衆国:感染者  3,355,646、死者  137,403 ニューヨーク州:感染者     426,807、死者    32,393 ニューヨーク市:感染者     […]

  • July 6, 2020

July 4th, 2020 〜 コロナ禍の独立記念日

7月4日はアメリカの独立記念日。一年で最も大きな祝日のひとつです。みんな実家に帰ったり、旅行したり、ビーチで過ごしたり、バーベキューをしたり...それぞれに夏の祝日を楽しみます。 今年は7月4日が土曜だったので、週の後半からお休みに入る会社も多かったようです。アメリカの株式市場も3日(金)はお休みでした。私の会社でも連休になったので、前回のブログでも書いたように、しばらくの間できなかった用事を済ませました。 ただ、今年の独立記念日はコロナの影響で、あまり大勢で集まらない、公共の場ではマスクの着用、Social Distancingを求められるなど、例年とは違う様相になっています。「味気ない独立記念日」と書いているニュースもありましたが、コロナ感染が収まる気配を見せない中、慎重に行動するのは当然ですよね。この休みに多くの人が集うことで、感染拡大に拍車がかかるのではないかという懸念もありますし。 トランプ大統領は独立記念日の祝典で、コロナウィルスはほとんど「無害」などと発言し、また黒人差別への抗議デモを「過激左翼」として戦いを宣言するなど、国民の分断を助長しています。コロナや黒人差別等の深刻な問題を解決しようともせず、自分の思い通りにならないものに敵意をむき出しにするような大統領を、どんな人がまだ支持しているのか?と信じられない気持ちになります。私はアメリカ市民ではなく選挙権もありませんが、11月の大統領選挙にはアメリカ国民が真摯な気持ちで投票に臨んでほしいと思います。 (そう言えば、カニエ・’ウェストが大統領選への出馬を表明したというニュースがありましたが、本気で言っているのかは不明...) 独立記念日の一大イベントとして、全米各地で大規模な花火が打ち上げられます。ニューヨーク市での打ち上げ場所は年によって変わるのですが、今年は大勢の人が一箇所に集まるのを防ぐため、独立記念日前の一週間、市内のどこかで毎晩花火が打ち上げられました。そして、独立記念日の夜にも、市内の数カ所で花火が上がりました。 独立記念日には、例年私は友達の家に料理を持ち寄って集まり、一緒に花火を鑑賞しています。この独立記念日には、3月にロックダウンが始まって以来会っていなかった友達と久々に対面で(!)再会することができました。LINEやメッセンジャーで常に連絡できるとは言っても、やっぱり実際に会って話すのは嬉しいものです。 さて、これを書いている7 月5日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  2,970,952、死者  132,524 ニューヨーク州:感染者     422,088、死者    32,248 ニューヨーク市:感染者     213,852、死者    23,190 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew […]

  • July 4, 2020

7月になりました!再開するニューヨーク

2020年も半分が終わり、7月に入りました。こんな年になるなんて、年始には誰が予想していたでしょうか? 前のブログにも書いた通り、ニューヨーク市では6月22日から第2段階(Phase 2)の経済活動が再開されています。7月4日の独立記念日を控えてお休みモードに入りつつあった今週、私がこれまでコロナのせいで出来なかったことや、後回しにしていたことをやってみました。 健康診断 私が過去数年間使っていた健康診断サービスが、今年からうちの会社の社員は使えなくなったことが分かり...、新しいクリニックを探して行ってみました。 コロナの影響のため、多くのクリニックは対面の診療を制限しているようで、すぐに予約が取れるか心配でしたが、意外にあっさり希望日にアポを取れました。 クリニックに到着すると、ビルのエレベーターに「1人しか乗れません」と張り紙がしてあり、順番が来るまで少し時間がかかりました。(が、帰りにエレベーターに乗るときは、2人乗っていいと言われました。笑)待合室では、マスク着用で席と席の間が離されてはいたものの、あとはいたって普通の情景でした。 ドクターの部屋では、ドクターとの間にかなり距離があったので、マスクしなくていいよと言われました。ドクターも、血液や尿検査の担当者も、特に重装備をしている訳でもなく、コロナ前と大して変わらない感じで滞りなく健康診断は終わりました。(ちょっと拍子抜け...) 通常のテスト以外に、コロナの検査もやってもらいました。 ヘアサロン ロックダウン直前の3月中旬に散髪して以来初めて、約3ヶ月半ぶりにヘアサロンに行きました。実際には、5月末に自分で気になる部分を少し切ったので、それ以来の散髪です。 オンラインで予約したのですが、予約確認のメールには、マスク着用が必須なこと、入場時に検温があること、当日熱がある場合は必ず予約をキャンセルすること、などなど注意事項が記載されていました。 当日、予約時間の少し前にヘアサロンに到着すると、メールに書いてあった通り、まず入り口で検温されました(おでこにピッとかざすやつ)。入場後はトイレで手を洗うように促されました。 客の席はひとつ置きに使われるようになっていて、それぞれの客を遮るように(つまり2席毎に)ビニールシートが吊ってありました。美容師さんは皆フェイスシールドを付けていました。切りにくくないかなぁ〜、と少し心配。 次の客との間には30分開けて、消毒・清掃をするとのことでした。料金には、コロナ対策の追加フィーとして5ドル加算されていましたが、これだけ色々と対策をするのは大変でしょうから、追加料金も納得! 歯の定期検診 私は毎年5月と11月に歯科検診(クリーニング)を受けていて、事前に予約も入れていたのですが、やっぱり今年はコロナのせいで歯医者が一時閉まっていたようで、6月になってから連絡が来ました。 歯医者が入っているビルの入口には、検温カメラがありました。↑の健康診断のクリニックと同じですが、歯医者の待合室は、席と席の間が離されている以外は普段の様子と変わりなし。 検診のとき、歯医者さんはマスクとゴーグルを付けていました(フェイスシールドではなく)。自分にもゴーグルを渡されましたが、これは自分の口から飛ぶ飛沫を防ぐ目的だったのか...?どうでもいいことですが、私は歯科検診なのに直前までマスクを外すのを忘れていました(笑)。もう人前ではマスク着用が癖になっています。 歯医者さんは意外に軽装備だな〜と思いましたが、コロナ前と違ったのは、口の外に飛び散る飛沫を吸引する装置(口腔外バキュームと言うらしい)が口近くに設置されていたこと。かなり効き目があるんでしょうか? […]

  • July 2, 2020

コーラス活動 in ニューヨーク

私は生来歌うことが大好きで、ニューヨークではコーラス隊に所属して歌っています。New York City Gay Mens Chorus(以下NYCGMC)というコーラスです。 参加したきっかけは、同じように歌うことや音楽が好きなゲイの友達が欲しいと思ったからですが、何だかんだでもう8年くらい続けています。 親しい友達には私のコーラス活動について話していて、コンサートにも何度も来てもらっていますが、それ以外の知り合いや同僚などにはあまり話していません。別に隠している訳ではないのですが、コーラスのことを話す前にもっと話すべきことができてしまうので(笑)、何となく積極的には言っていません。 NYCGMCの紹介 http://www.nycgmc.org/ NYCGMCは、1980年に設立されたゲイ男性によるコーラスです。音楽を通して、LGBTQコミュニティへの理解を広げ、偏見や差別に立ち向かうことを目的としたNon-profit Organizationです。ニューヨーク市以外にも、全米の主要都市にはだいたいゲイコーラスが 存在するようです。 現在のアクティブな所属メンバーは約260名。私が参加したときから若干増えています。ゲイ男性と書きましたが、ストレート男性と女性も若干名所属しています(笑)。新規メンバーは年2回のオーディションを経て選ばれます。 オーディションはそんなに厳しいものではなく、とてもフレンドリーな雰囲気の中で行われます。とは言え、音程がちゃんと取れることと楽譜が読めることは必要になります。私ももちろんオーディションを受けて入ったのですが、今はコーラスの知名度が上がったせいか、競争率がずっと高くなっているようです。 主な活動は年3回のコンサートで、毎年3月、6月(Prideコンサート)、12月(ホリデーコンサート)に開催されます。リハーサルは毎週月曜夜に行われ、さらに月一回土曜にリハーサルがあります。コンサートが迫った週には、バンドを入れたドレスリハーサルも2回程あります。 コンサートの他にも、チャリティイベント、企業のパーティー、結婚式、有名人のショーのゲストなど、様々な機会で歌っています。(こちらは任意の参加。) このように、NYCGMCの活動に参加すると、かなりの時間を割く必要が出てきます。趣味で歌ってます〜という以上のコミットメントを要するので、参加を続けることが難しくて辞めていく人もいますが、私の知る限り多くのメンバーは活動を楽しんでいます。ここに自分の居場所を見つけ、運営に長年参加している人もたくさんいます。 NYCGMCでの思い出 コーラスに入ってから8年間、たくさんのコンサートで歌いました。自分のパートを暗譜し、歌詞も暗記し、さらにちょっとした振り付け(!)も覚える必要があるので、最初の頃は毎回覚えるのが大変でした...が、それも終われば良い思い出です。 […]

  • June 28, 2020

コロナ、活動再開、プライド…

6月も終わりに近づいています。夏も本番、暑い日が続いています。 コロナの現状 世界全体で見れば(地域の差はあれ)コロナ感染拡大は随分抑えられてきているようですが、アメリカでは最近また感染者が急増しているようです。 6 月28日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  2,606,492、死者  128,201 ニューヨーク州:感染者     416,018、死者    31,452 ニューヨーク市:感染者     211,229、死者    22,441 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナが原因と確定された死者(Confirmed Deaths)と、コロナが原因と推定された死者(Probable Deaths)の合計。) 前回のブログが2週間前だったのですが、そのときの数値と比べると、アメリカ全体では感染者数が約23%、死者数が9%増加しています... […]

  • June 14, 2020

コロナ、デモ、風と共に去リぬ...

6月も半ばになり、かなり蒸し暑い日々が続きました。夜もよく眠れないくらいで早くも夏バテ気味... コロナの現状と活動再開 6 月13日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  2,142,224、死者  117,527 ニューヨーク州:感染者     403,809、死者    30,874 ニューヨーク市:感染者     206,322、死者    22,076 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナが原因と確定された死者(Confirmed Deaths)と、コロナが原因と推定された死者(Probable Deaths)の合計。) アメリカ全体では、新規感染者数が小幅ながら増加に転じているようです。各州の経済活動の再開が進んでいることが背景にあるようです。もう2週間くらい全米で続いているデモの影響も、そろそろ感染者数に反映されてくる頃かもしれません。 ニューヨーク州・市では、新規感染者数・死者数が低下している傾向が続いています。6月8日からは、予定どおりニューヨーク市で第1段階の業種の経済活動が再開されました。第1段階の対象は、「建設業,製造業,卸売業,一部の小売業,農業,林業,水産業」となります。 […]

  • June 3, 2020

コロナ、抗議デモ、暴動… 6月のニューヨーク

6月になりました。 ニューヨーク州では、新型コロナウィルスの感染が抑えられてきていて、経済活動の再開が少しずつ進んでいます。ニューヨーク市については、前回のブログにも書いたとおり、6月8日(月)から第1段階の業種の再開が予定されています。ところが、報道されているとおり、先週末から全く別の問題が生活に影響してきています。 コロナの現状 まずはコロナですが、6 月3日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  1,892,425、死者  108,635 ニューヨーク州:感染者     382,824、死者    30,134 ニューヨーク市:感染者     201,806、死者    21,688 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナ陽性と診断されていた死者(Confirmed Deaths)と、コロナ陽性と診断されていなかったが死因がコロナと推定された死者(Probable Deaths)の合計。) 最近の傾向として、ニューヨーク州・市では新たなコロナ感染者数・死者数が順調に減少している一方、ニューヨークを除くアメリカ全体では未だに感染拡大が続いているように見えます。感染拡大の防止と社会経済活動の再開、どのように折り合いをつけるかはとても難しい判断です。自分の中でも、早く再開してほしいという期待とコロナへの恐怖が、心の中で交錯しています。 […]

  • May 30, 2020

5月も終わります...ニューヨークの今

5月25日(月)は、Memorial Dayというアメリカの祝日でした。この週末から本格的に夏が始まることになっています。みんなでバーベキューをやったり、ビーチへ行ったり。 でも、今年はコロナのせいで例年と違い、大勢の人がいる場所では他者との距離を十分にとり、マスクを着用することが求められています。にも関わらず、この連休に人で溢れかえっているビーチの様子がニュースで伝えられていましたけど... これを書いている5月29日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者 1,793,530、死者 104,542 ニューヨーク州:感染者  377,714、死者  29,751 ニューヨーク市:感染者  199,038、死者  21,477 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナ陽性と診断されていた死者(Confirmed Deaths)と、コロナ陽性と診断されていなかったが死因がコロナと推定された死者(Probable Deaths)の合計。) 数字から分かるとおり、アメリカ全体でのコロナ感染による死者数が今週ついに10万人を突破しました。先月、アメリカでのコロナ死者数が10万〜20万人になりそうという政府の予測を聞いたとき、そんなに酷くなるか〜!?と信じられなかったのですが、5月も終わらないうちにその予測範囲内に入ってしまいました。 ただ、ニューヨーク州では、総入院者数、1日の入院者数、1日の死者数などの数値が一貫して低下しています。今週は毎日、1日あたり死者数が100人を下回っています。日本の感覚からすると、まだ1日に100人近く亡くなっているのか!と思われそうですが、状況が改善してきていることは確かです。 一方、ニューヨーク州以外の他の州では感染者数や死者数があまり減ってなく、経済活動を再開した州の中には、むしろ感染被害が拡大しているところもあるようです。感染の抑え込みと活動の再開、どのようにバランスを取っていくか、どの国・地域によっても難しい問題になりそうですね。 ちょうど今日、ニューヨーク州のクオモ知事の会見で、今の改善傾向が続くとすれば、ニューヨーク市では6月8日(月)に活動再開の第1段階に移行する見込みとであると発表されました。州内で感染リスクが低下した他の地域では、既に第1段階の活動が再開されています。 前回のブログでも紹介したのですが、州内での活動再開は4つの段階(業種)に分けて実施されることになっています。今のロックダウンが始まって約2ヶ月半が経ち、ようやく解除に向かいつつあります。ニューヨーク市でも予定どおり再開が始まるよう祈るばかりです。 […]

  • May 20, 2020

5月になりました...ニューヨークの今

5月になりました...と言っても、いつの間にか5月も後半。前回の投稿が4月26日で、もう三週間以上経ってしまいました。 個人的にはこの三週間が仕事の繁忙期のピークで、締め切りに終われる日々でした。私は会計やファイナンス関連の仕事をしていて、毎年クライアントの決算のために年始〜5月頭あたりまで忙しくしていますが、今年は例年に比べてピークが少し遅くなりました。やはりコロナの為に決算作業が滞っていたり、コロナの影響を来期の業績予想にどう織り込むかという点で議論が長引いたりしたためです。 ロックダウンが始まって以降、自分の部屋に閉じこもって淡々と、延々と作業を続ける毎日で、本当に気が滅入りました。一方で、こんな外出自粛生活の中でたくさんやることがあって良かったのかもしれないとも思います。 今週は仕事が一段落して、ホッと一息ついている感じですが、このまま一気に暇になると、それはそれで不安になるのかもしれません... さて、先月から続けている新型コロナウィルス感染者数・死者数について、5月19日時点の現状は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者 1,570,583、死者 93,533 ニューヨーク州:感染者  362,630、死者 28,648 ニューヨーク市:感染者  191,650、死者 20,887 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナ陽性と診断されていた死者(Confirmed Deaths)と、コロナ陽性と診断されていなかったが死因がコロナとされた死者(Probable Deaths)の合計。Worldometerで集計されている全米・ニューヨーク州の死者数も、Probable Deathsを含む模様。) 前回の投稿から三週間以上も経っているので、前回データと比較して感染者・死者数が大きく増えているのは当たり前かもしれません。特に、感染者数の増加については、テストのキャパシティを増やしている影響もあるだろうし、抗体検査の結果から既にコロナの抗体を持っている人数はずっと多いことが分かっているので、もはや人数を追う意味はないかもしれません。 死者数については、ニューヨーク州での一日あたり死者数が100人前後まで減ってきており、入院者の総数、新規入院者数もずっと減少傾向が続いているようです。長期に渡る外出制限の成果が、ゆっくりであれしっかり出てきています。 それでも、ニューヨーク州での現在の外出制限(New York on PAUSEと言います)は6月13日まで延長されることになりました。ただし、州内のエリア毎に状況が異なるため、州の設定した7つの基準全てを満たした地域では、感染リスクが低いビジネスから段階的に経済活動を再開して良いことになっています。 […]