アメリカに移って15年...


ニューヨークでは暑い日が続いています...

私が留学のためにアメリカにやって来たのが、2005年7月。ちょうど今月、渡米15周年を迎えることになりました(!)。

10年目くらいまでは、渡米してからの出来事をシミジミ振り返ったりしていたものですが、それ以降は大して変わらない毎日が慌ただしく過ぎてゆき、あまり感慨もありません。

そもそもは留学のために渡米して、卒業後は日本に帰る予定だったので、今もアメリカのニューヨークで生活しているなんて、15年前は想像もしていませんでした。特に、コロナのせいで何ヶ月も閉じこもり生活が続いているこの状況など、誰が想像したでしょうか...

色々な出来事がありましたが、今の状況だからこそ特に、健康で日々過ごせることが何より大事だと実感します。これからも、心身の健康に気をつけて過ごしていきたいものです。そして、世界中のコロナ感染が少しでも早く収束して欲しい。(自分のコロナウィルスの抗体も出来るだけ長く残っていて欲しい!)


これを書いている7月26日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。

  • アメリカ合衆国:感染者  4,315,709、死者  149,398
  • ニューヨーク州:感染者     439,280、死者    32,679
  • ニューヨーク市:感染者     220,172、死者    23,476

(アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。)

6 月後半から一貫している傾向ですが、アメリカ全体の感染者数は増加が続いていて、ついに累計400万人を超えました。死者数も15万人に迫ろうとする勢いです。

州別で見ると、カリフォルニア州の感染者数の累計がついにニューヨーク州を超えました。フロリダ州、テキサス州でも速いペースで感染者が増加しています。

ニューヨーク州では、新規感染者数や死者数は他州に比べると低い状況です。感染症の権威であるアンソニー・ファウチ博士は、全米で感染拡大が制御されていないことを憂慮する一方、ニューヨーク州はコロナに正しく対処したという旨の発言をしています。

それでも、ニューヨーク州の一日の新規感染者数はまだ700〜800人程度いて、日本の感染状況と比較すると、まだそんなにいるのか!と思われそうですが...州内ではコロナの検査(PCRと抗体両方)が多くの場所で無料で受けられるようになっていて、検査数は日本よりも格段に多いと思います。

ただし、ニューヨーク州のクオモ知事は、若者の新規感染者数の割合がここ2週間で増加していて、Social Distancingを守っていない人達が比率を上げていると指摘していました。


ニューヨーク市では、7月20日(月)から第4段階(Phase 4)の業種の経済活動が再開されました。第4段階では、感染リスクの低い屋外の芸術・娯楽施設(人数制限あり)、プロスポーツ(無観客)、テレビや映画の制作、等の再開が許可されました。

まだ、スポーツジム、映画館、美術館、レストランの屋内での飲食、等の再開は許可されていません。これらの業種が再開されて、ようやく通常の生活に戻れる実感が沸くと思うのですが、他州での感染者数の増加はこういった屋内での営業活動が要因となっていることもあり、再開には慎重になっているようです。


最後に、先週末にSohoのレストランのアウトドア席でブランチをしました。席の上には屋根やパラソルがなく...太陽がサンサン照りつける中ですが、美味しい食事を食べました。料理がお皿ではなく使い捨ての容器に入って運ばれてきて、少し味気ない思いもありましたが、レストランも大変なんだろうと思います。