8月も終わります...ニューヨークの今


あっという間に、8月も終わりに近づいています。随分涼しく感じる日も出てきました。

これまでに経験したことがない、何とも言えない夏が過ぎ去ろうとしています。休みがあっても自由に旅行に行けず、どんなに暑くてもマスクを着用する日々...ある意味、忘れられない夏になるかもしれません。世界中の人が同じように感じているのではないでしょうか。


さて、前回アメリカ・ニューヨークの新型コロナウィルスの感染者数・死者数に触れたのは7月26日のブログでした。それからちょうど1ヶ月が経ち、8月28日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりとなっています。

  • アメリカ合衆国:感染者  6,086,421、死者  185,693
  • ニューヨーク州:感染者     463,728、死者    33,001
  • ニューヨーク市:感染者     229,518、死者    23,680

(アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナが原因と確定された死者(Confirmed Deaths)と、コロナが原因と推定された死者(Probable Deaths)の合計。)


今では、日々の感染者数や死者数といった数字自体をそこまで意識しなくなった人も多いのではないでしょうか。(私がそうです。)とは言え、感染拡大が続いているのか、収まりつつあるのか、という傾向はしっかり把握しておきたいものです。

アメリカ全体では、約1ヶ月前の数値と比べると感染者数が41%増、死者数が24%増で、まだ感染拡大が続いているように見えますが、7月と比べると、8月に入ってから勢いは収まってきているようです。

一方、ニューヨーク州では、この1ヶ月で感染者数が6%増、死者数が1%増となっていて、全米の傾向と比べると、増加のペースはかなり落ち着いています。ニューヨーク市の数を見ても、だいたい同じ傾向です。まだ、社会経済活動や州外からの移動に対してかなりの制限を設けている効果が出ていると思われます。


そんなニューヨークでも、これまで解禁されないままだった事業がようやく再開されようとしています。

8月24日(月)から、博物館、美術館といった文化施設の再開が許可されました。ただし、収容率25%以下、入場は予約制、館内ではマスク着用や距離の確保といった制限が設けられているようです。

同じく8月24日(月)より、州内のスポーツジムやフィットネスセンターの再開も許可されました。こちらも、33%以下の収容率、マスク着用等の義務化、入館時の健康チェック、陽性者が出た場合に接触者追跡を可能とするための連絡先登録、などが求められています。ちなみに、私の通っていたジムは、9月2日(水)より一部のロケーションで営業を再開する(完全予約制)というお知らせが来ました。もちろん、以前と同じようには行きませんが、遂に!という感じです。

レストランでの店内飲食(Indoor Dining)はまだ許可されていません。こちらの再開も待ち遠しいところですが、他州での感染再拡大の一因にもなっていたようであり、再開にはかなり慎重なようです。

それから、ニューヨーク市内ではロックダウン開始以降バスに無料で乗れていたのですが(バスに乗らないので知らなかった...)、MTA(ニューヨーク市のバスや地下鉄を運営している会社)は8月31日(月)から乗車賃(2.75ドル)を徴収するそうです。

ニューヨークの不動産市場の状況としては、マンハッタンの空きアパートメントがかなり増えていて、新規契約者や賃貸率も減っているとのこと。リーマン・ショックの時でさえ大きな影響を受けなかったニューヨーク市の不動産ですが、コロナ禍においては市外や郊外に移る人が増え、空洞化が進んでいるようです。


アメリカ全体の話では、8月23日にウィスコンシン州ケノーシャというところで警官が黒人男性を背後から複数回銃撃した事件が起こりました。このため、過去数ヶ月間大きな広がりを見せていた「Black Lives Matter」の人種差別抗議デモが各地で再燃しています。デモは過激化し、また暴動や略奪行為も起こっている模様。

そんな中、先週には民主党大会が、今週は共和党大会が相次いで開かれ、バイデン氏、トランプ大統領がそれぞれの党の次期大統領候補者に指名され、受託しました。11月の投票日に向けて、選挙戦がいよいよ本格化します。コロナ感染への対応も、人種差別問題に対するスタンスも、当然大きな争点になるでしょう。

相変わらずの混沌ぶりですが、今年はアメリカにとって重要な年。秋以降にどうなっていくか、行方を見守りたいと思います。


Times Squareにも人波が戻ってきたみたい!