• September 14, 2020

9.11、そしてブログ一周年

9月11日。2001年に起こった同時多発テロ事件からちょうど19年目になりました。 ニューヨーク市のOne World Trade Centerでの追悼式典は、毎年主要なテレビ局で生中継されています。例年であれば、犠牲者の遺族の方々が犠牲者のお名前を一人一人読み上げていくのですが、今年はコロナ禍の状況もあり、犠牲者のお名前の読み上げは全て録音でした。 あの事件が起きてから長い年月が流れ、世界中で色々な変化がありました。それでも、多くの人はあのときの衝撃を忘れることができないでしょうし、遺族の方々の心の傷が癒えることはないのだろうと思わされます。 同時多発テロ事件は、ニューヨーク市にとって大きな試練だったと思いますが、今年のコロナウィルス感染拡大もまた本当に大きな試練です。今ニューヨークでのコロナの状況はとても落ち着いていますが、社会経済活動の制限は続いていて、市民生活に影響を与えています。小売店やレストランなどの倒産が続いています。人口流出が起きているという話も聞きます。 それでも、過去にどんな試練も乗り越えてきたように、このコロナ禍もきっと乗り越えていくことを信じています! さて、これを書いている9月13日時点のアメリカ・ニューヨークの新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  6,708,458、死者  198,520 ニューヨーク州:感染者     477,606、死者    33,116 ニューヨーク市:感染者     233,216、死者    23,743 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York […]

  • September 7, 2020

夏の終わり...ボストンへ行ってきました

8月最後の週にお休みをとってボストンへ旅行してきました。(8月23日〜26日) 私は、毎年夏休みに海外旅行(主にヨーロッパ)をするのが恒例でした。が、このコロナ禍で海外旅行はとてもリスクが高く、国内であっても自由に行ける州は限られています。 現在、ニューヨーク州、ニュージャージー州及びコネチカット州(トライステート・エリア)では、新型コロナの感染が拡大している他州からこの3州に移動する人に対し、14日間の隔離を科す勧告を出しています。隔離の対象となる州は現在約30州で、随時変更されますが、以下のサイトで確認できます。 https://coronavirus.health.ny.gov/covid-19-travel-advisory#restricted-states つまり、ニューヨーク州からどの州へ移動することも可能ですが、戻ったときに14日間の隔離を避けるためには、隔離の対象外の州に行かないといけません。 そこで、ニューヨークから比較的近い隔離対象外の州ということで、マサチューセッツ州のボストンに行ってみることにしました。ボストンへは、過去に仕事の出張で何度か訪れた程度で、いつかまた行ってみたいな〜くらいに思っていましたが、今回に関しては、とにかく何処でもいいのでニューヨークを出たい!という気持ちでした。 ニューヨーク州と同様、マサチューセッツ州でも、新型コロナ感染リスクが高い州から移動して来る人に対して14日間の自己隔離を義務付けています。感染リスクが低いと認められた州からの移動者は自己隔離の対象外となり、ニューヨーク市も低リスク州の中に入っていました。低リスク州は随時更新され、以下のサイトで確認できます。 https://www.mass.gov/info-details/covid-19-travel-order#lower-risk-states- 両州を移動するにあたって隔離の必要がないことを確認した上で、私はボストンでの宿泊ホテルと、ニューヨーク〜ボストン間の列車(アムトラック)を予約しました。 ホテル側は現時点での旅行に関する様々なリスクを承知しているので、予約後も宿泊の24時間前まではキャンセル料不要となっていました。 アムトラック(Amtrak)とは全米の鉄道を経営する公共会社のことです。アムトラック列車のチケットは、購入後の変更やキャンセルが可能かどうかで値段にかなり差があるのですが、両州でのコロナの状況が変わらないことを祈りつつ...一番安い変更・キャンセル不可のチケットを買いました。旅行日の10日前に購入して、往復で110ドルくらいでした。私は過去にアムトラックをそれ程利用したことがないのですが、意外に安かったです。 結局、ニューヨーク州・マサチューセッツ州相互に自己隔離対象外の州であることは旅行日まで変わらず、ホッとしながらニューヨークを旅立ちました! 行きは、アセラと呼ばれる特急(Acela Express)に乗りました。ニューヨーク〜ボストン間の距離は約350kmで、アセラでだいたい3時間40分かかりました。アメリカ版の新幹線と言われているようですが、新幹線よりは遅いです。席は全席指定、コロナ禍のために車内でのマスクの着用必須で、隣り合う2席の片方は全て空いていました。経営側からすれば大変でしょうが、利用者としては隣の席に荷物を置いて広々使うことができ、電源や無料Wifiもあるので、快適に列車の過ごすことができました。 さて、終点でもあるボストン南駅(South Station)に到着後、今回の宿泊先であるHyatt Regency Bostonに向かいました。 https://www.hyatt.com/en-US/hotel/massachusetts/hyatt-regency-boston/bosto Hyatt […]

  • August 28, 2020

8月も終わります...ニューヨークの今

あっという間に、8月も終わりに近づいています。随分涼しく感じる日も出てきました。 これまでに経験したことがない、何とも言えない夏が過ぎ去ろうとしています。休みがあっても自由に旅行に行けず、どんなに暑くてもマスクを着用する日々...ある意味、忘れられない夏になるかもしれません。世界中の人が同じように感じているのではないでしょうか。 さて、前回アメリカ・ニューヨークの新型コロナウィルスの感染者数・死者数に触れたのは7月26日のブログでした。それからちょうど1ヶ月が経ち、8月28日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりとなっています。 アメリカ合衆国:感染者  6,086,421、死者  185,693 ニューヨーク州:感染者     463,728、死者    33,001 ニューヨーク市:感染者     229,518、死者    23,680 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナが原因と確定された死者(Confirmed Deaths)と、コロナが原因と推定された死者(Probable Deaths)の合計。) 今では、日々の感染者数や死者数といった数字自体をそこまで意識しなくなった人も多いのではないでしょうか。(私がそうです。)とは言え、感染拡大が続いているのか、収まりつつあるのか、という傾向はしっかり把握しておきたいものです。 アメリカ全体では、約1ヶ月前の数値と比べると感染者数が41%増、死者数が24%増で、まだ感染拡大が続いているように見えますが、7月と比べると、8月に入ってから勢いは収まってきているようです。 一方、ニューヨーク州では、この1ヶ月で感染者数が6%増、死者数が1%増となっていて、全米の傾向と比べると、増加のペースはかなり落ち着いています。ニューヨーク市の数を見ても、だいたい同じ傾向です。まだ、社会経済活動や州外からの移動に対してかなりの制限を設けている効果が出ていると思われます。 […]

  • August 20, 2020

コロナ禍での家計管理と資産形成 Part 3

ブログの前2回で、家計管理・資産形成のポイントについて紹介しました。 具体的に、Part 1では、自分の収入の一定割合(少なくとも10%)を貯蓄に回し、まずは生活防衛資金を貯めること、Part 2では、さらに貯まったお金を運用する、具体的には「アメリカ株式インデックス(ETF)」に「ドル・コスト平均法」による積立てで「長期投資」することをお勧めしました。 投資初心者やあまり投資に時間・労力を割きたくない人を念頭に、出来るだけシンプルに、何に投資すれば良いか紹介するだけであれば、それで終わって良かったのですが...、他の投資の選択肢を知りたい人もいるでしょうし、もちろん選択肢はたくさんあるので、今回その一部を紹介したいと思います。 高配当株投資 資産形成や投資などに関するYouTube動画を見ていると、株式インデックス投資と並んでよく取り上げられ、推奨されているのが「高配当株投資」です。 文字どおり、配当利回りが高い会社の株式に投資する手法のことです。株式会社は、各期(通常アメリカでは四半期毎、日本では半期毎)の最終利益の一部を配当金という形で株主に還元します。きちんと利益を生み出し続けている会社は、その分配当金を株主に支払う余裕があることになります。 私達が株式投資からリターンを得る方法は基本的にふたつ、①買ったときより高い株価で売って売却益を出す(キャピタルゲイン)か、②配当金をもらう(インカムゲイン)か、どちらかです。高配当株投資は、②のインカムゲインにより注目した投資法です。 高配当株投資のメリットは、何と言っても定期的に高い配当金(インカムゲイン)をもらえることです。現在、アメリカ株インデックスETFの配当利回りは2%弱程度であるのに対し、アメリカ株高配当株ETFの配当利回りは3〜6%となっています。配当金をさらに投資に回せば、投資の複利効果が期待できますし、配当金額が多くなれば、不労所得として生活費の足しにすることも可能です。 以前のブログで紹介したFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指している人達には、この高配当株投資を行なっている人が多いです。早期リタイアするためには、不労所得の基盤を早く作る必要があり、高配当株投資は有利になります。 ただし、高配当株投資のデメリットもあります。高配当株ETFの構成銘柄を見ると、金融、エネルギー、通信、消費財、不動産といったセクターの企業が大きな割合を占めています。かなり歴史のある大企業も多く入っています。(JPモルガン、エクソンモービル、AT&T、P&Gなど) これらの企業は、安定して利益(そしてキャッシュフロー)を出している優良な企業ではありますが、あまり大きな成長要素がないのも事実です。成長性がないので、大きな事業投資を行う必要もなく、残ったキャッシュを株主に配当として払っているとも言えるのです。 一方で、今の世界経済をリードするアマゾン、グーグル、フェイスブックといった企業は、現在配当金を一切払っていません。事業で稼いだお金を株主へ配当するより、新しい技術開発や設備への投資、他社の買収にどんどん回して成長を続けた方が、最終的には株主の利益になるという判断からです。 そして、このコロナ禍に高配当企業の株価、また高配当株ETFの価格は大きく下落し(エネルギー関連株のように、必ずしもコロナの影響と直接関係なく下落した株もありますが。)、その後の回復も遅れ気味です。それに対し、アマゾンやグーグルの株価は、コロナの影響も大して受けずに上昇を続けています。 アメリカ株インデックスには、高配当の会社も高成長(アマゾン、グーグル等)の会社もどちらも含まれています。そう考えると、長期スパンでの資産形成が目標である場合、やはりインデックス投資の方が有利になるでしょう。将来に備えて資産を築いていきたいならインデックス投資、先のことより今もらえるお金の方が大事なら高配当株投資、ということでしょうか。 個人的には、インデックス投資をメインにしつつ、高配当株投資をやってみるのもいいと思います。定期的に、高い配当金がもらえるというのは嬉しいもので、投資へのモチベーションにもなります。 […]

  • August 17, 2020

コロナ禍での家計管理と資産形成 Part 2

前回は貯蓄のポイントなどについて書きましたが、今回は貯まったお金をどうやって増やしていけるかについて触れたいと思います。 前回、以下の式を紹介しました。 収入 − 支出 = 貯蓄 (もしくは、収入 − 貯蓄 = 支出) これを少し進化させて、資産形成の公式は以下のとおりです。 資産形成 =(収入 − 支出)+(資産 × 運用利回り) 私が「お金に働いてもらう」という言葉を最初に知ったのは、ロバート・キヨサキ氏著のベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」からでしたが、今はどこかしこでこの言葉が使われていますね。お金を自分 の懐から取っていく「負債」ではなく、お金を増やしてくれる「資産」を買えということです。 では、どのような資産を買えば良いのでしょうか・・・? 株式への投資 資産形成のための投資を考えるとき、まず思いつくのは株式投資だと思います。 私達は、会社の「株」を買うことで会社の所有者の一人になることができ、その利益から配当金を受け取る権利をもらえます。株式市場に上場されている会社の株は、誰でも自由に売買することができます。 ある会社の株に投資するということは、その会社の将来に自分のお金を託すということでもあり、なかなかリスクを伴う行為です。その会社に将来性があるか、投資に値するかを判断するために、過去の業績や未来の予測について色々調べるのは骨の折れる作業であり、個人で分かる情報の範囲も限られます。誰もが知っている大きな株式会社(世界的にはアップルやアマゾン等)の株であっても、市場全体の動きや会社固有の事情によって株価は大きく変動します。株式投資を始めたばかりのような人は、毎日の株価の値動きに翻弄され、不安になったり合理的でない売買をしてしまいがちです。 特にこの2020年は、新型コロナウィルスの感染拡大のために、2月後半から3月にかけて株式市場全体が暴落しました。多くの国の証券取引所にはサーキットブレーカー制度があり、一定の基準を超えて株価が大幅に変動した場合取引が一時的に停止されることになっているのですが、この時期にはニューヨーク証券取引所などでサーキットブレーカーが何度も発動されました。 株式市場は4月以降に急回復しました。以下のグラフは、アメリカ株式市場の代表的な指数(インデックスと言う)、Dow Jones、S&P 500、Nasdaqの2020年の推移を示しています。Dow Jonesは、アメリカの代表的な30企業の株価を元に計算され、「NYダウ平均株価」としてニュースでも取り上げられていますが、今アメリカ市場全体の動きを示す指標として最も参照されているのはS&P 500の方でしょう。S&P 500はアメリカの株式市場に上場している代表的な500銘柄で構成されています。また、Nasdaq総合指数はハイテクやネット関連の上場企業の株価指数です。 (Source: […]

  • August 9, 2020

コロナ禍での家計管理と資産形成 Part 1

新型コロナの感染拡大は、一般市民の家計に大きな影響を与えています。社会経済活動が制限される中で、仕事を失った人、仕事はあっても給料が大幅に減った人が世界中で増えています。これからの家計に大きな不安を抱えている人は多いと思います。 私は幸いにもまだ仕事があり、今のところは大丈夫なのですが、この状況が続けばこの先何が起こるか分かりません。また、私の金融資産のかなりの割合が株式投資なので、コロナが一気に深刻化した2月後半〜3月にかけての株式市場全体の暴落や不安定な値動きには、とても不安にさせられました。 そういうこともあり、私は節約、資産形成、投資などに関する情報を発しているYouTuberのビデオを色々と見ました。また、そういったテーマに関する本やネットの記事も読みました。そして、各々によってその視点(短期投資か、長期投資か、など)は異なるものの、だいたい共通して言っていることも分かってきました。 ここでは、そういった共通点、つまり多くの人にとって当てはまるであろう家計管理や資産形成のポイントをまとめてみようと思います。大変な時代になりましたが、見方を変えれば、今の家計を見直し将来の資産形成を考えるちょうど良いタイミングなのかもしれません。 貯蓄の第一歩 自分の資産形成を考える上でまず最初にやることは、たったひとつ。それは、常に自分の収入の一定の割合を貯蓄することです。なんだ、そんなこと知っているし、聞いたことあると思うでしょう。大抵の場合において、大事なことは結構単純で、でもそれすらやっていない人も多いんじゃないかと思います。 今漫画版が日本で売れている「バビロン大富豪の教え(George S Clason著)」では、「収入の10分の1を貯蓄せよ」という教えが繰り返し言及されています。 また、億万長者が書いた人生哲学本である「私の財産告白(本多 静六著)」では、「月給4分の1天引き貯金」をして巨万の富を築いたことが記されています。 更に、以前のブログでも書いたFIRE(Financial independent , Retire Earlyの略)を目指す人達の多くは、収入の7割、8割という何ともエゲツない(笑)割合を貯蓄(投資)に回して、早期リタイアに向けて準備しているようです。 自分の収入の何割を貯蓄に回せる余裕があるかは、それぞれの人の状況によって違うと思います。7、8割なんてとんでもない、4分の1でも厳しいという人もいるでしょうが、やはり10分の1は貯蓄しておきたいものです。10分の1を貯めるとなると、残りの10分の9のお金で生活していくことになりますが、単純計算では9ヶ月経った頃に1ヶ月生活できる分のお金が溜まることになります。 そして、一定割合を貯蓄する方法として、よく紹介されているのは「給料天引き」貯金です。給料から生活費を払って残った分を貯金するのではなく、給料からまず貯金分を天引きして、その残りで生活するのです。 収入 − 支出 = 貯蓄 ではなく、 […]

  • July 26, 2020

アメリカに移って15年...

ニューヨークでは暑い日が続いています... 私が留学のためにアメリカにやって来たのが、2005年7月。ちょうど今月、渡米15周年を迎えることになりました(!)。 10年目くらいまでは、渡米してからの出来事をシミジミ振り返ったりしていたものですが、それ以降は大して変わらない毎日が慌ただしく過ぎてゆき、あまり感慨もありません。 そもそもは留学のために渡米して、卒業後は日本に帰る予定だったので、今もアメリカのニューヨークで生活しているなんて、15年前は想像もしていませんでした。特に、コロナのせいで何ヶ月も閉じこもり生活が続いているこの状況など、誰が想像したでしょうか... 色々な出来事がありましたが、今の状況だからこそ特に、健康で日々過ごせることが何より大事だと実感します。これからも、心身の健康に気をつけて過ごしていきたいものです。そして、世界中のコロナ感染が少しでも早く収束して欲しい。(自分のコロナウィルスの抗体も出来るだけ長く残っていて欲しい!) これを書いている7月26日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  4,315,709、死者  149,398 ニューヨーク州:感染者     439,280、死者    32,679 ニューヨーク市:感染者     220,172、死者    23,476 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。) 6 月後半から一貫している傾向ですが、アメリカ全体の感染者数は増加が続いていて、ついに累計400万人を超えました。死者数も15万人に迫ろうとする勢いです。 […]

  • July 12, 2020

コロナの抗体検査を受けました

先日、7月4日付けのブログにも書いたように、定期健康診断を受けた際、ついでに新型コロナの抗体検査もやってもらいました。 一週間後、診断結果の連絡があり、なんとコロナ抗体検査は陽性という結果が...!正直、自分がコロナにかかっているとは思ってもいなかったので、ビックリでした。一体いつの間に... 色々思い返してみると、3月中旬ごろ、風邪の引き始めのような症状(頭が重い、体の節々が少し痛み出す)がありました。その頃はニューヨークにもコロナ感染が徐々に広がってきていた時期でしたが、その症状は一日で治ったし、私はそれがコロナだとは露ほども思いませんでした。会社にも行っていたし、人とも普通に会っていたので、あのとき誰かにうつさなかったか心配ですが...それ以外に、思い当たる症状はありません。 ドクターからは「免疫ができたんだから、Good News!」と言われました。これでもう二度と感染しないのなら万々歳ですが、コロナの抗体はいずれ減少してなくなってしまうらしい...。それまでにワクチンが開発されているといいんですけど。 こんなニュースも見つけました。 「新型コロナ3カ月で抗体減少なら…集団免疫とワクチン効果は“風前の灯火”」 せっかく抗体ができても、たった3ヶ月しか持たないんだったら...ちょっと気持ちが奔放になりかけていた矢先、まだまだ用心しないといけません。 ちなみに、その他の診断結果は、(細かいところを除いて)全般的に問題ありませんでした。Vitamin Dが低いという結果が出たのですが、多分シミ対策で日光(紫外線)に当たるのを避けているからだろうと思っています。そもそも、ここ数ヶ月はコロナのせいであまり外に出ていないですから。 とにかく、コロナに振り回されたこの数ヶ月、健康の大切さを今まで以上に痛感しました!これからも、栄養ある食事や定期的な運動を心がけて、健康を保っていかないと。 久々にレストランでのランチ。チェルシーにあるその名も「Cafeteria」にて。以前近くに住んでいて結構行きましたが、今回はすごく久しぶりでした。ここは元々からアウトドアの席があったのですが、今は車道の一部にまでアウトドア席のスペースが設けられています。(ニューヨークでは、まだレストラン店内での飲食が認められていません。) 最後に、7月11日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおり。 アメリカ合衆国:感染者  3,355,646、死者  137,403 ニューヨーク州:感染者     426,807、死者    32,393 ニューヨーク市:感染者     […]

  • July 6, 2020

July 4th, 2020 〜 コロナ禍の独立記念日

7月4日はアメリカの独立記念日。一年で最も大きな祝日のひとつです。みんな実家に帰ったり、旅行したり、ビーチで過ごしたり、バーベキューをしたり...それぞれに夏の祝日を楽しみます。 今年は7月4日が土曜だったので、週の後半からお休みに入る会社も多かったようです。アメリカの株式市場も3日(金)はお休みでした。私の会社でも連休になったので、前回のブログでも書いたように、しばらくの間できなかった用事を済ませました。 ただ、今年の独立記念日はコロナの影響で、あまり大勢で集まらない、公共の場ではマスクの着用、Social Distancingを求められるなど、例年とは違う様相になっています。「味気ない独立記念日」と書いているニュースもありましたが、コロナ感染が収まる気配を見せない中、慎重に行動するのは当然ですよね。この休みに多くの人が集うことで、感染拡大に拍車がかかるのではないかという懸念もありますし。 トランプ大統領は独立記念日の祝典で、コロナウィルスはほとんど「無害」などと発言し、また黒人差別への抗議デモを「過激左翼」として戦いを宣言するなど、国民の分断を助長しています。コロナや黒人差別等の深刻な問題を解決しようともせず、自分の思い通りにならないものに敵意をむき出しにするような大統領を、どんな人がまだ支持しているのか?と信じられない気持ちになります。私はアメリカ市民ではなく選挙権もありませんが、11月の大統領選挙にはアメリカ国民が真摯な気持ちで投票に臨んでほしいと思います。 (そう言えば、カニエ・’ウェストが大統領選への出馬を表明したというニュースがありましたが、本気で言っているのかは不明...) 独立記念日の一大イベントとして、全米各地で大規模な花火が打ち上げられます。ニューヨーク市での打ち上げ場所は年によって変わるのですが、今年は大勢の人が一箇所に集まるのを防ぐため、独立記念日前の一週間、市内のどこかで毎晩花火が打ち上げられました。そして、独立記念日の夜にも、市内の数カ所で花火が上がりました。 独立記念日には、例年私は友達の家に料理を持ち寄って集まり、一緒に花火を鑑賞しています。この独立記念日には、3月にロックダウンが始まって以来会っていなかった友達と久々に対面で(!)再会することができました。LINEやメッセンジャーで常に連絡できるとは言っても、やっぱり実際に会って話すのは嬉しいものです。 さて、これを書いている7 月5日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者  2,970,952、死者  132,524 ニューヨーク州:感染者     422,088、死者    32,248 ニューヨーク市:感染者     213,852、死者    23,190 (アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew […]

  • July 4, 2020

7月になりました!再開するニューヨーク

2020年も半分が終わり、7月に入りました。こんな年になるなんて、年始には誰が予想していたでしょうか? 前のブログにも書いた通り、ニューヨーク市では6月22日から第2段階(Phase 2)の経済活動が再開されています。7月4日の独立記念日を控えてお休みモードに入りつつあった今週、私がこれまでコロナのせいで出来なかったことや、後回しにしていたことをやってみました。 健康診断 私が過去数年間使っていた健康診断サービスが、今年からうちの会社の社員は使えなくなったことが分かり...、新しいクリニックを探して行ってみました。 コロナの影響のため、多くのクリニックは対面の診療を制限しているようで、すぐに予約が取れるか心配でしたが、意外にあっさり希望日にアポを取れました。 クリニックに到着すると、ビルのエレベーターに「1人しか乗れません」と張り紙がしてあり、順番が来るまで少し時間がかかりました。(が、帰りにエレベーターに乗るときは、2人乗っていいと言われました。笑)待合室では、マスク着用で席と席の間が離されてはいたものの、あとはいたって普通の情景でした。 ドクターの部屋では、ドクターとの間にかなり距離があったので、マスクしなくていいよと言われました。ドクターも、血液や尿検査の担当者も、特に重装備をしている訳でもなく、コロナ前と大して変わらない感じで滞りなく健康診断は終わりました。(ちょっと拍子抜け...) 通常のテスト以外に、コロナの検査もやってもらいました。 ヘアサロン ロックダウン直前の3月中旬に散髪して以来初めて、約3ヶ月半ぶりにヘアサロンに行きました。実際には、5月末に自分で気になる部分を少し切ったので、それ以来の散髪です。 オンラインで予約したのですが、予約確認のメールには、マスク着用が必須なこと、入場時に検温があること、当日熱がある場合は必ず予約をキャンセルすること、などなど注意事項が記載されていました。 当日、予約時間の少し前にヘアサロンに到着すると、メールに書いてあった通り、まず入り口で検温されました(おでこにピッとかざすやつ)。入場後はトイレで手を洗うように促されました。 客の席はひとつ置きに使われるようになっていて、それぞれの客を遮るように(つまり2席毎に)ビニールシートが吊ってありました。美容師さんは皆フェイスシールドを付けていました。切りにくくないかなぁ〜、と少し心配。 次の客との間には30分開けて、消毒・清掃をするとのことでした。料金には、コロナ対策の追加フィーとして5ドル加算されていましたが、これだけ色々と対策をするのは大変でしょうから、追加料金も納得! 歯の定期検診 私は毎年5月と11月に歯科検診(クリーニング)を受けていて、事前に予約も入れていたのですが、やっぱり今年はコロナのせいで歯医者が一時閉まっていたようで、6月になってから連絡が来ました。 歯医者が入っているビルの入口には、検温カメラがありました。↑の健康診断のクリニックと同じですが、歯医者の待合室は、席と席の間が離されている以外は普段の様子と変わりなし。 検診のとき、歯医者さんはマスクとゴーグルを付けていました(フェイスシールドではなく)。自分にもゴーグルを渡されましたが、これは自分の口から飛ぶ飛沫を防ぐ目的だったのか...?どうでもいいことですが、私は歯科検診なのに直前までマスクを外すのを忘れていました(笑)。もう人前ではマスク着用が癖になっています。 歯医者さんは意外に軽装備だな〜と思いましたが、コロナ前と違ったのは、口の外に飛び散る飛沫を吸引する装置(口腔外バキュームと言うらしい)が口近くに設置されていたこと。かなり効き目があるんでしょうか? […]