年の瀬迫るニューヨークの日常


12月もいよいよ後半、年の瀬が迫ってきました。特にネタがないので(汗)、最近のことを写真と共にまとめたいと思います。


12月8日と言えば、日本では太平洋戦争開戦の日ですが(アメリカでは12月7日が真珠湾攻撃の日)、ビートルズのジョン・レノンがニューヨーク市の自宅アパート前で殺害された命日でもあります。事件が起こったのが1980年、享年40歳だったそうです。それから今年でちょうど40年。生きていれば、今年で80歳ですね。

セントラルパークの西側(Central Park West & W 72nd Street)にジョン・レノンをしのぶ記念碑であるStrawberry Fieldsがありますが、私の住む場所から比較的近いので、命日の翌日12月9日に立ち寄ってみました。

小雪がチラつく日でしたが、そこそそ人が集まっていて、まだたくさんのお花やお供え物が置いてありました。傍らでギターを持った弾き語りがビートルズの曲を歌っていました。

もしジョンが生きていたら、ポール・マッカートニーのように精力的に音楽活動を続けていたでしょうか?そして、亡くなった当時より平和になったとも思えない今の世界について何を思ったか?そんなことを考えました。


その週末は、かなり気温が上がって暖かくなりました。せっかくなので、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーを見に行きました。

ソーシャルディスタンスを確保するため、ツリーの観覧に制限があると聞いていましたが、言うほどの人混みではなく、結構簡単に見ることができました。例年のこの時期、ロックフェラーセンター周辺はすごい人混みになるのですが、やっぱりあれはほとんど観光客だったのか...


暖かく陽気な一日で、ふと気も緩みがちになりますが、ニューヨーク市でのコロナ感染は収まる気配がありません...


コロナの陽性率の上昇に対処するため、ニューヨーク市では12月14日(月)からレストランでの店内飲食が再び禁止になってしまいました。解禁になってからたった2ヶ月半、飲食業の方にとって本当に厳しい措置だと思います。この時期に、アウトドアでの飲食は正直無理に近いですから。

州の調査によれば、感染の原因がレストランでの飲食だった割合はかなり低いらしいので(感染の原因として一番割合が高かったのは、自宅などでの集まり)、何か腑に落ちず、飲食業の方々が反発するのも理解できます。


ニューヨーク市のサイトでコロナの感染状況を見てみると、陽性率、新規感染者数、入院者数、死者数ともに依然として増加傾向にあるようです。

https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data.page

ニューヨーク州では、12月17日(木)の一日あたり新規感染者数が、4月のピーク時を上回る過去最悪になったとのこと。ニューヨーク州のクオモ知事は18日の会見で、状況次第で再び外出制限に踏み切ることも示唆しました。

やっぱり、寒くなるとどうしても感染率が高まるのか?それとも、みんなの気がかなり緩んでいるせいなのか?今もずっと自宅でテレワークを続けている自分からすると、こんなに感染状況が悪化しているなんてピンと来ないのですが、とにかく再度ロックダウンを実施することだけは避けてほしいです。


一気に寒くなった今週。12月16日(水)にはニューヨーク市でこの冬初の積雪となりました。その日はほとんど外に出ませんでした。それにしても、暗い天候の中、日がな自宅に閉じこもって仕事するというのは気が滅入ります...


私は来週で仕事納め(多分)。今年最後に向けてラストスパートです。