コロナ再拡大 ...12月のニューヨーク


早いもので、2020年も12月。この週末にはついに摂氏で零下になるなど、寒さも本格化してきました。

新型コロナウィルスの感染拡大で始まり、その再拡大で終わりそうな1年(涙)。やはり寒くなったからなのか、世界中で感染の第3波到来と言われています。


12月6日時点のアメリカ及びニューヨークの新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。

  • アメリカ合衆国:感染者 15,131,292、死者  288,821
  • ニューヨーク州:感染者     742,614、死者   34,984
  • ニューヨーク市:感染者      307,268、死者    24,365

(アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナが原因と確定された死者(Confirmed Deaths)と、コロナが原因と推定された死者(Probable Deaths)の合計。)


もうこの段階で感染者や死者の総数を見てもあまり意味はないのかもしれませんが、アメリカ全体での感染は恐ろしいくらいのペースで拡大しています。

前回コロナ感染に関する人数を掲載したのが10月26日のブログで、それから1ヶ月と10日という中途半端な期間が経ってしまいましたが...一応そのときの人数と比較すると、アメリカ全体の感染者数・死者数はそれぞれ71%・25%の増加となっています。

アメリカ全土の中で累計感染者数が一番多い州は、現時点ではカリフォルニア州です。その次にテキサス州、フロリダ州、イリノイ州と続き、私の住むニューヨーク州は第5位になっています。一方、累計死者数が一番多い州はニューヨーク州なのですが、これは最初の感染期(3〜4月)に多くの死者が出たことが影響しています。

アメリカ全体と同じように、10月26日のブログに掲載した人数と比較すると、ニューヨーク州の感染者数・死者数の増加率はそれぞれ40%・4%となっており、感染が再拡大している状況に変わりはありませんが、アメリカ全体に比べればまだマシというところです。


更に、ニューヨーク市では、ニューヨーク州全体以上に感染者数・死者数の増加が抑えられています(10月26日時点からの増加率はそれぞれ13%・2%)。

とは言え、夏の時期に何とかコロナ感染をコントロールしてきたニューヨーク市でも、ここ最近で感染の再拡大傾向が顕著になっていて、警戒が強まっています。ニューヨーク市ウェブサイトの以下のページでは、最新のコロナ感染の傾向が見られるようになっています。

https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data.page

これを見ると、11月以降の感染者数や入院者数の増加、コロナ 陽性率の上昇は明らかで、市内のエリア別(郵便番号別)の陽性率を示した地図を見ると、ブルックリンやスタテン島などの郊外の一部エリアで陽性率が高くなっています。

ニューヨーク州では、10月以降 クラスターからの感染拡大を阻止する目的で、各クラスターと周辺地域を3段階のゾーン(赤・オレンジ・黄色)に分けて、社会経済活動に規制をかけています。コロナの新規感染者数や陽性率のレベルによって、感染度が高い順に赤・オレンジ・黄色にゾーン分けされています。

以下のページの地図では、ニューヨーク市内のどの地域が規制対象のゾーンになっているか確認できます。

https://nycgov.maps.arcgis.com/apps/instant/lookup/index.html?appid=021940a41da04314827e2782d3d1986f

地図によると、スタテン島の全域がオレンジが黄色になっていて、ブルックリン・クイーンズ・ブロンクスの一部エリアも黄色になっています。とは言え、市内全体で陽性率が高まっている中で、黄色やオレンジのゾーンが拡大し、ついには市全体が再度規制の対象になることもあり得るので、これから年末に向けて気を引き締めて過ごさないといけません。


さて、最後に個人的な話ですが、遡って11月末のThankgiving(11月26日)には、友達で集まって大きなターキーを注文して食べました。年によってターキーを食べたり食べなかったりしていますが、Thankgivingならではの食事をするのもやっぱりいいものだな〜と思いました。

そして、この時期の風物詩、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式が12月2日に(いつの間にか)行われたようです。今年は例年と違い、関係者だけの点灯式になったとのこと。

https://www.rockefellercenter.com/magazine/events/the-virtual-lighting-before-christmas/

毎年、ツリーが展示される12月〜1月頭まで、大勢の見物客で賑わっていましたが、今年はソーシャルディスタンスを確保し、小グループ毎にツリーを見物するようになるとのこと。どういう風に見物できるのか?あまり想像できませんが、機会があればロックフェラーセンターの近くに寄ってみたいと思います。

ホリデーシーズンのあのワクワク・ウキウキ感。こんな年であっても忘れたくないですね!