- August 16, 2021
残暑お見舞い 〜 ニューヨークより
前回の投稿が6月頭で、2ヶ月以上が経過してしまいました...。個人的に書くネタがなかったというのが本音ですが、ダラダラ過ごすうちに毎日がすごい速さで過ぎていきました(涙)。 前回のブログでは、ニューヨークでコロナワクチンの接種が完了した人に対してマスク着用の義務が(一部施設を除き)解除されたことを紹介していました。あれから、街中ではマスクを着けずに歩いている人がかなり増えました。地下鉄やバスでは今でもマスクを着けることになっていますが、実際には着けていない人もちらほら見かけます。 レストラン 屋内での飲食も、ソーシャルディスタンスは維持するものの、キャパシティの制限もなくなり、コロナ前の賑わいを徐々に取り戻しつつあります。私の通うジムでもかなり人数が増えてきた印象で、マスクの義務もありません。 しかし、アメリカでもコロナのデルタ株の感染が拡大しています。 ニューヨーク市のデータによると、7月に入ったあたりからコロナの新規感染者数・入院者数ともに増加に転じています。幸い、死者数は比較的落ち着いているようです。 (ニューヨーク市での過去3ヶ月のコロナ感染者数等データ) https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data.page#daily 現時点(8月15日現在)のニューヨーク市でのワクチンの接種状況は、最低1回接種した人が人口の62%、2回の接種を完了した人が56%となっています。6月以降あたりから接種率が伸び悩んでいるようです。 (ニューヨーク市でのワクチン接種状況のデータ) https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data-vaccines.page 8月に入り、ニューヨーク州は、交通機関等の施設の職員に対しワクチン接種か定期コロナ検査を義務付けることになりました。また、バーやレストラン等の事業者に対して、全ての顧客にワクチンの接種証明を求めるように呼びかけました(義務化ではない)。 さらに、ニューヨーク「市」はより厳しく、全米で初めてレストラン等の屋内施設の顧客にワクチン接種証明の提示を義務付けることを発表しました。8月17日から段階的に開始され、9月13日からは強制となるようです。施設に入る際に、ワクチン接種の完了を証明するCDCのカード(紙)か、州・市によるスマホアプリを提示することになります。 コロナワクチンに抵抗がある人や反対する人は一定数いますから、こういった強い措置に対する反発もあります。スムーズに進むのか、その効果がどう出るのか、経過を見守っていく必要があります。 9月から再開することになっているブロードウェイのミュージカルでも、出演者や劇場スタッフ、観客に対して原則としてワクチン接種を義務付けることが発表されています。劇場内でのマスク着用も義務付けられます。 ブロードウェイミュージカルの再開に関しては、前売りチケットの売れ行きが芳しくないという心配なニュースもあります。「Hamilton」「Lion King」「Wicked」といった人気のミュージカルですら、チケット発売から2ヶ月経つのに最初の週でもかなりの残席があるとのこと。やはり、デルタ株の感染拡大など先が見えない中で、みんな買い控えているのか。また、ブロードウェイミュージカルの観客の多くを観光客が占めていることもあり、市街からの観光客がコロナ前の水準に戻るまでには時間がかかるという要因もあるようです。 With Hamilton, Lion […]