歯の矯正 Part 2

矯正完了と感想

約8か月間にわたる矯正が無事終わり、いつの間にか私の歯はきれいに並んでいました。というか、矯正の終盤〜完了するあたりが仕事の繁忙期だったため、あまり経過を覚えていないのです(汗)。

ただ、 歯並びが整っても歯の形は変わってないので、上の前歯の隣の小さな歯はまだ少し奥にあるように見え、八重歯は以前と同様に存在感があり、正面からは劇的に変わったようには見えませんでした。そういう訳で、最後の日には大きい前歯や八重歯の尖がりをちょっとだけ削ってもらうよう先生にお願いしました。

矯正完了時の歯の写真を全く撮ってなかったのですが、ある程度時間が経ってから自撮りしたものが以下になります。上の歯を下から、下の歯を上から見たとき、矯正の交換を一番実感できます。

振り返ってみれば、抜歯も含めて結構大変な経験でしたが、歯列矯正をして良かったと思っています。自分のきれいな歯並びを見るのは嬉しいものですし、歯を見せて笑うことにも遠慮がなくなりました。また、以前にも増してデンタルケアに気を遣う ようになりました。

別の効果として、顔の頰のラインがシュッとしたと言われます。悪く言うと頰がこけた...矯正以前の自分の写真では顔がぷっくらしていて、違いがよく分かります。抜歯のせいか、歯並びが改善されたせいか、食事が制限されて痩せたせいか...どの効果が一番効大きかったのかは分かりませんが。


リテーナー

さて、晴れて矯正は完了しても、歯並びの維持は一生の取り組みです。やっと歯並びがきれいになったところで何もしなかったら、歯はまた元の位置に戻ろうとしてしまいます。矯正後の歯並びを維持するために、インビザラインのマウスピースに似た透明なリテーナーというものを着け続ける必要があります 。

前回書いたように、私は矯正歯科医に勧められるまま4セットのリテーナーを一括購入し、それを使い続けることになりました。実際のところ、最初の頃は就寝中に毎日着けていましたが、それが1日おきになり、2日おきになり...一年経つと1週間に1回くらい、思い出したように装着する習慣になってしまいました。まぁそれでも、何とか保っているのではないかと思います。


おまけ 〜 後日談

矯正が終わって4年ほど経ったある日、私は上の前歯の一つを折ってしまいました。

それはヨガのクラスの最中に起こりました。「ヨガでどうやったら歯が折れるの!?」とよく聞かれましたが、私は逆立ちやアームバランス等のポーズを行う「パワーヨガ」と呼ばれるクラスが好きで、ちょうどその日もパワーヨガのクラスで逆立ちをしていたところ、そこから別のポーズへ移るところでバランスを崩し、顔面から床に落ちたのでした...そのとき上の前歯を床に打ち付け、歯はポキーン!という音を立てて、水平に真っ二つに折れてしまいました。

私は一瞬何が起こったか分からず、歯が折れたことに気付いた後も、起こったことを受け入れられずにしばらくボーッとしていました。その日はとても暑く、結構疲れていたと思います。そんなときに無理しなければ良かったのですが。

何とか落ち着きを取り戻し、とにかく急いでこの歯を治療してもらわなければ!と思い立ち、クラスを出て服を着替え、まずはかかりつけの歯医者に電話しました。

ところが、それが起こったのが7月3日(月曜)の午後。前日が日曜で、翌日は7月4日、アメリカ独立記念日の祝日だったため、その歯医者は閉まっていたのです。私は近辺の歯医者をググって調べたり、友達の歯医者を教えてもらったりして電話をかけ続けましたが、どの歯医者もお休みで留守電か、当日もうすぐ閉まるとかで対応してもらえません。

休み明けの7月5日に治療してもらうしかないか...と諦めかけましたが、歯が折れた時の対処法などをネットで調べると、神経がやられている可能性もあるので一刻も早く治療してもらう方がいい!などとあったので、緊急でも対応してくれそうな歯医者をもう少し探してみました。夕方になった頃、ある緊急歯科医が電話に出てくれて「保険対象外で、2,500ドルで今晩治療できるよ」との返答が。今思えば怪しいですが...そのときは歯の健康には変えられないので仕方ないかな〜(泣)と、心が動されていました。

ちょうどそのとき、別のある歯医者から電話がありました。友達の一人が紹介してくれた歯医者さんで、私が数時間前に電話したときお休みの自動応答が流れたので、メッセージを残していたのでした。その歯医者の先生は、「翌日(7月4日)はお休みだが、午後に少しだけ歯科オフィスに寄る予定があるので、そのときに時間があえば診てあげます。」と言ってくれました。私はぜひ翌日に診てもらえるようお願いしました。友達の紹介の歯科医で、ミッドタウンの便利な場所にあり、自分の保険も使えるとのことだったので、その先生に翌日治してもらえると分かって本当に安堵しました。

翌7月4日。その先生から午後一で歯科オフィスに寄るとの連絡があり、私もそれに合わせてオフィスに向かいました。先生は中国系の女医さんですが、日本人の患者も多く診ているようで、所々日本語も入れて説明してくれました。レントゲンの結果、歯の折れた箇所はギリギリで神経まで届いていなかったようで一安心。実際、歯が折れても痛みはほとんど感じていませんでした。

先生は仮のクラウン(差し歯)を作ってくれ、しばらく仮クラウンを付けたままで様子を見て、問題なければ1ヶ月後に本クラウンを作りましょう、ということになりました。以下は、歯が折れたときの写真(Before)と、仮クラウンを入れた後の写真(After)です。

これ見ると、今でも当日の動揺が蘇ります...

歯医者を出て、私は友達との独立記念日ディナーへと向かいました。もしその日に歯の治療を受けられなかったら、私はディナーを満足に食べることもできなかったことでしょう。健康な前歯を折ってしまう最悪の事態の中でも、幸運に恵まれました。

1ヶ月が経ち、私はその歯科医で本クラウンを作成してもらいました。コンピュータを使って、残った隣の前歯と左右対称になるよう形づくり、同じような色を選び、専門の技工士さんが作ってくれるとのことでした。

そのとき私は、矯正のリテーナーのことが気になりました。歯の形が変わってしまったらリテーナーが使えなくなる...4つセットのリテーナーに高額を支払ったのに...先生に、リテーナーに収まるようにクラウンを作ってもらえるか聞いてみると、「前の歯と同じ形に作ることはできない。隣の前歯と左右対称になるように形作るのだから、前より見栄えは良くなる。今のリテーナーはもう使えなくなるが、私が新しいのを作ってあげる。」と言われました。

さらに「一度に4つもリテーナーを作るなんておかしい!今回みたいに、今後歯にどんなことが起こるか分からないのに。」と言われ、確かにそうかもなぁと思いました。なぜ4つを一度に作る必要があったのか、謎です。

いずれにせよ、前歯の本クラウンを装着し、いきなり歯が折れた騒動は収束しました。


歯は一生付き合っていく大事な体の一部。色々な出来事を通して、健康な歯を維持する大切さを思い知らされます。その後は、ヨガクラスであれ何であれ無茶をしないように心がけています。