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ニューヨーク生活

  • April 26, 2020

コロナのピークは過ぎた?ニューヨークの今

早いもので、4月も残すところあと一週間となりました。自宅待機の単調で無味乾燥な日々が続くと、あっという間に過ぎたようでもあり、一方で3月中旬までの普通に外出していた毎日がずっと昔のことのようにも思えます。 晴れたかと思えば雨が降り、暖かくなってはまた肌寒くなり、揺り戻しを続けながらも春は着実に深まっています。 まずは、4月25日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数の状況です。 アメリカ合衆国:感染者 960,896、死者 54,265 ニューヨーク州:感染者 288,313、死者 21,908 ニューヨーク市:感染者 150,576、死者 16,270 (アメリカとニューヨーク州についてはWorldometer、ニューヨーク市についてはNew York Cityのサイトを参照。) ニューヨーク市の死者数は、コロナ陽性と診断されていた死者(Confirmed Deaths)と、コロナ陽性と診断されていなかったが死因がコロナとされた死者(Probable Deaths)の合計になります。Worldometerで集計されている全米・ニューヨーク州の死者数も、Probable Deathsを含んでいるようです。 ニューヨーク州のクオモ知事の会見によると、良いニュースとしては、新型コロナに感染した入院者の総数、新規入院者数、人工呼吸器の使用数など、全てにおいて減少している傾向が一週間以上続いているようです。数字上はピークは過ぎたように見えます。医療現場の負担が減ってきているということであり、嬉しいことです。 一日の新型コロナの死者数も、ニューヨーク州・市に限って見れば一番多かったのは二週間前あたりで、以降徐々に減ってきているのが分かります。それでも、ニューヨーク州で今も毎日400人以上の方がコロナで亡くなっているというのは、日本の状況と比べればまだまだ恐ろしく、落ち着いたね、と言えるようなものではないかもしれません。 以下のグラフは、過去1ヶ月のニューヨーク州・市での新型コロナによる死者数合計、また新規死者数の推移です。 (日によって、市の死者数が州の死者数より高くなっているのはおかしいですが、情報ソースが違うので、人数の確定方法や公表のタイミングに違いがあるのかもしれません。) 新規感染者数はまた増えている傾向のようですが、ニューヨーク州では今大規模な抗体検査を行なっていて、その影響があるのだと思います。 その抗体検査において、初期的ではあるものの興味深い結果が発表されました。ニューヨーク州民の3,000人を対象に検査を実施した結果、13.9%の人が抗体を持っていた(陽性反応が出た)とのことで、州の人口をもとに試算すると、約270万人が新型コロナに感染していると推定されるようです。上記のとおり、現在発表されているニューヨーク州の感染者数は28万人くらいですから、実際の感染者数はその10倍!くらいいるかもしれないということです。 州の中でも陽性反応が出た割合には地域差があり、ニューヨーク市で陽性反応が出たのは20%を超えるようです...調査でこういう実態が判明するのは良いことだと思います。 […]

  • April 19, 2020

ロックダウンの街、ニューヨークの今 3

前回の投稿から10日間が過ぎました。1週間おきには更新したいと思っているんですが...(汗)引き続き生活環境に大きな変化もなく、家に閉じこもって過ごす毎日です。 まずは、ここ最近の恒例として、4月19日時点の新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりとなっています。 アメリカ合衆国:感染者 738,913、死者 39,015 ニューヨーク州:感染者 241,041、死者 17,671 ニューヨーク市:感染者 126,368、死者 12,712 (アメリカとニューヨーク州についてはWorldometer、ニューヨーク市についてはNew York Cityのサイトを参照。) 10日前のデータと比べて見ると、感染者はだいたい1.6〜1.7倍くらいになっているのですが、死者数はなんと3倍近くに増えています...! これには背景があって、ニューヨーク市ではこれまでコロナ陽性と診断された後に亡くなった人(Confirmed Deaths)のみが死者数にカウントされていました。しかし、コロナ陽性と診断されずに亡くなっても死因がコロナであろうとされた人(Probable Deaths)の数も今週から集計されるようになりました。上記のニューヨーク市死者数の内訳は、Confirmed Deathsが8,448人、Probable Deathsが4,264人とのこと。その合計で、一気に死者数が跳ね上がったのです。 他の市や州でも同様のかたちで集計を始めたのかは分かりませんが、Worldometerで公表されているアメリカ合衆国、ニューヨーク州の死者数には、ニューヨーク市のProbable Deathsの数を含めているとのことです。 ニューヨーク州のクオモ知事の会見によると、コロナの入院者数やICU患者数はようやく頭打ちになって少しづつ減り始めているようです。一日の死者数(上記のConfirmed Deaths)も先週よりは減少傾向にある模様。それでも、ニューヨーク州で一日あたり700〜800人亡くなっていたのが、500〜600人台に減ってきているという話なので、ひどい状況であることには変わりありません。 ピークを越えたと思えるのはある意味希望になりますが、まだまだ油断できる状況ではありません。ニューヨーク州では、現在の外出規制(NY PAUSE)が5月15日まで延長されることになり、必要不可欠でない(Non-essential)仕事の人は在宅勤務を行うこと、他者との距離を取ること等が引き続き必要になりました。さらには公共の場でマスク等を着用することが義務化されました。 […]

  • April 9, 2020

ロックダウンの街、ニューヨークの今 2

4月に入り、とても過ごしやすい気候になって来ました。ニューヨークのロックダウンが始まってから2週間以上が過ぎましたが、私の生活に特段の変化はなく、相変わらず家の中で引きこもりながら仕事をする毎日です。 まずは、現時点(4月8日時点)での新型コロナウィルス感染者数・死者数の情報です。 アメリカ合衆国:感染者 435,160、死者 14,797 ニューヨーク州:感染者 149,316、死者 6,268 ニューヨーク市:感染者 80,204、死者 4,260 (データソースは、アメリカとニューヨーク州についてはWorldometer、ニューヨーク市についてはNew York City。) 先週の数値と比べて相変わらず増加の一途という感じですが...アメリカ全体で見ると感染者数は世界でダントツの一位、死者数もちょうどスペインを抜いて一位のイタリアに迫る勢いです。このペースではそのうち死者数も一位になるでしょう。 ニューヨーク州では、数日前までは一日の死者数に減少傾向が見られ、これまでのSocial Distance(他人と社会的距離を取る)の措置に一定の成果が見られるという希望的観測がありましたが、4月7日、8日と連続して死者数が過去最高となり、まだまだ感染拡大は収まっていないようです。 ニューヨーク州のクオモ知事の昨日の会見によると、主には長く入院していた人達が亡くなることで死者数が増加しているとのことでした。一方、良いニュースとして、新しい入院患者数やICUに入った患者数は減少傾向にあり、入院者の総数は頭打ちになりつつあるみたいです。それには、病院での死者が増えているからという理由もあるようですが... 更には、現在集計されている死者数に含まれていない、病院ではなく自宅で亡くなった患者も少なからずいるようです。病院側に受け入れる余裕がないために自宅で亡くなった人が多くいるのかと思うと、やるせない気持ちになりますね。 感染の被害が最も大きいイタリアやスペインでも、1日の死者数が減ったかと思えばまた増えたり、一進一退の状況が続いているみたいなので、ニューヨークでも一気に自体が収束するようなことにはならないのでしょう。 ニューヨーク以外で、今新型コロナのホットスポットとなっている都市のひとつがルイジアナ州ニューオーリンズなのですが、そこでは黒人の死者数の比率(対人口)が他の人種より多いことが分かりました。黒人には、肥満等のために基礎疾患を抱えている人が多い、また在宅勤務ができないEssential業務に従事する人の割合が多い、といった理由が考えられるようです。基礎疾患がある人は、新型コロナ感染で重篤になりやすいと言われています。 クオモ知事の会見でも、ニューヨーク内でも黒人やヒスパニックの死者の比率が高いことを話していました。上記と同じ理由が当てはまるのではないかと思いますが、収入の問題、医療サービスへのアクセスの問題もあるのでしょう。 ニューヨーク市の新型コロナのデータサイトでは、ニューヨーク市内の地区毎の感染状況のデータが公表されています。ニューヨークには、5つの行政区(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランド)がありますが、大抵の人がニューヨークと聞いて思い浮かべるであろうマンハッタン区では、感染者・死者数の比率は比較的低いのです。逆に比率が高いのはクイーンズ区やブロンクス区で、ヒスパニックや黒人がそれぞれ多いエリアです。 また、このサイトには、市内の郵便番号(Zip code)エリア毎に、コロナ感染者の数や検査してコロナ陽性だった人の割合の大小を色分けで示しているマップが公開されています。やはり、中心部のマンハッタンから離れて、郊外のクイーンズ、ブロンクス、ブルックリンになる程、感染が拡大していることが分かります。 新型コロナの感染拡大は、人種の格差、収入の格差と言った様々な問題を炙り出すことにもなりそうです。 […]

  • April 2, 2020

ロックダウンの街、ニューヨークの今

前回書いたとおり、新型コロナの感染を抑える目的で、ニューヨーク州では3月22日(日)からEssential(必要不可欠)な業務に従事する人以外は在宅勤務となり、不要不急の外出を控え自宅待機するように要請されました。いわゆるロックダウンと言われる状態になりました。 その前回の投稿で、3月24日時点の全米やニューヨークの新型コロナ感染者数・死者数を載せたのですが、約1週間が過ぎ、その数はさらに凄まじいペースで増加しています。これを書いている4月1日現在の感染者数・死者数は以下のとおりです。 アメリカ合衆国:感染者 215,515、死者 5,110 ニューヨーク州:感染者 83,801、死者 2,219 ニューヨーク市: 感染者 45,707、死者 1,374 (感染者数・死者数のデータソースは、アメリカとニューヨーク州についてはWorldomater、ニューヨーク市についてはNew York Cityのサイトになります。) ニューヨーク市のデータを見てみると、この1週間(正確には8日)で感染者数は約3倍、死者数は7倍になっています。1日の感染者・死者の増加数自体も日に日に増えているようで、全く収まる気配を感じません。上記データからも読み取れるとおり、全米50州の中でニューヨーク州の感染者数がダントツで多く、そのニューヨーク州の感染者の半分以上はニューヨーク市となっています。 今後の予測については色々なデータが出ていますが、ニューヨークでの感染のピークは今から約2〜4週間後に来ると予測されているようです。 トランプ大統領の会見で毎回一緒に出てくる米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長によれば、全米の死者数が10万~20万人に達する可能性もあるとのこと。 このような状況で、連邦レベルでは、他人と一定の距離を保つ「Social Distance」の指針を4月30日まで延長することが発表されました。あと1ヶ月こんな毎日が続くのか...とうんざりする反面、本当にあと1ヶ月で状況が好転するのか...?という不安もあります。感染がピークアウトして行動規制が緩和されている国などはまだないからです。(中国?は除き...) ニューヨーク市では患者を収容するベッドが足りないので、セントラル・パークに臨時病院のテントの設営が進められています。また、海軍の病院船もマンハッタンに到着したとのことでした。病院で患者に対応している医師や看護師の過酷な現場の様子もニュースで頻繁に伝えられ、見る度に辛くなります。 少しだけ心が休まるときもあります。先週の金曜日から、厳しい環境で頑張っている医療従事者への感謝を込めて、毎晩7時ジャストにみんなで拍手をするという運動が広がっています。もともとはイギリスから始まった運動のようですが、ニューヨークでもネットでの呼びかけから広がりました。毎日7時になると外から拍手や歓声が沸き起こり、ニューヨーカー同士の繋がりや温かさを感じられる嬉しい瞬間です。 今や、世界一のコロナ感染のホットスポットとなってしまったニューヨーク。そんな危ない街に住んでいる自分に、現状を心配して家族や友達が連絡をくれます。時には長年ご無沙汰していた人からも!それはとてもありがたいのですが、正直なところ、自分自身の生活は側から見るほど大変なではないと感じています。 ロックダウンでは全く外出できないと思っている人もいるようですが、食べ物や生活必需品を買いに行ったり、ちょっと散歩したりすることは問題なくできます。 今のところ自分にはまだ仕事があって(在宅勤務を続けるのが辛くなってきてはいますが...)、近い友人や同僚にはコロナ感染者がおらず、あまり切迫した状況に直面していないので、そう大変じゃないと思えるというのもあります。 ただ、感染の深刻化が報道されるに連れ、もはや他人事では済まされないようになってきて(既に自分が感染しているかもしれないし)、外出が少しづつ怖くなってきています。上に書いたように、いつこの生活が終わるのか予測できないのも大きな不安の一要素です。 […]

  • March 25, 2020

コロナショック!ニューヨークの様子 2

前回新型コロナウィルスの生活への影響について書いてから、1週間以上が経ちました。この間にも事態はどんどん進展しています。アメリカで、特に私の住むニューヨーク州・ニューヨーク市で、コロナウィルスの感染者・死者は日に日に増加していて、様々な措置が発表されています。 ニューヨークの現状 ニューヨーク州では、3月22日(日)の夜から、Essential(必要不可欠)なお仕事の人以外は自宅での勤務が義務づけられ、また不要不急の外出を控え自宅待機するように要請されています。Essentialな仕事というのは、食料品店、薬局、医療機関、公共交通機関などです。外出時は単独行動をして、他人とは6フィート(約1.8m)以上離れるように言われています。 新型コロナウィルスの感染者数・死者数については随時報道されているので、私がここで記載する必要もないかもしれませんが、これを書いている3月24日現在で、CDCのページやニュースサイト等の情報によると以下のとおりとなっています。 アメリカ:感染者 54,867、死者 782 ニューヨーク州:感染者 26,348 死者 271 ニューヨーク市: 感染者 15,597、死者 192 現時点の人数も、日毎の増加ペースもすごいのですが、コロナウィルスには潜伏期間があるため、ピークはもっと先になると言われています。全米の感染者数・死者数に占めるニューヨークの割合は非常に高いです。 経済への影響 コロナそのものの生命や健康への被害に加え、誰もが心配になるのは経済活動への影響です。世界中で、一時的に仕事ができない人、もしくは仕事を失った人が増えていますが、お店の閉鎖、イベントの中止、自宅待機、といった措置がいつまで続くのか分からず、混沌としています。 株式市場では、世界中でコロナの影響が深刻化してきた2月下旬から株価が急落しました。コロナとは別の要因で、原油価格が急落したことも影響しているようですが、約1ヶ月間一貫して下がり続けています。更に、一般的に株とは逆の動きをすると思われている債券や金の価格まで下がっていて、投資家の現金への逃避が進んでいるようです。 私は以前の投稿で、早期退職を目指す「FIREムーブメント」を紹介しました。 FIRE 〜 経済的自由を求めて これを書いた時点では株式市場が長い間好調だったので、やる気マンマンだった訳ですが、今回のコロナショックでFIREのゴールはかなり遠のいてしまったように思います(泣)。過去にもリーマンショックのような暴落を経験しているとは言え、今のような暴落相場に直面すると、怖い思いをしていることは正直否めません。狼狽えることなく落ち着いて、長期・分散の観点から投資を続けていかないといけない、と頭では分かっているのですが。 自分の生活への影響 最後に、私自身の生活について少し書くと、私が勤める会社では先週の木曜からオフィスが閉鎖され、全社員が在宅勤務を行うことになりました。そろそろ1週間が経とうとしていますが、家での仕事は始まりと終わりが曖昧で、メリハリがなくダラダラしてしまいます。いつまでこの措置が続くかは分からないのですが、この生活を延々と続けられるか、少し心配です。 外出は基本的に食事を買いに行く時くらいですが、外に出るときは散歩がてら少し長めに歩いてみたりしています。ジム通いが生活に組み込まれていたので、ジムが閉鎖されているのは辛いです。食品店やレストラン(持ち帰りのみ)以外のお店はほとんど閉まっていて、人通りもまばらで、これが本当にニューヨークなのか!と思ってしまいますが、次第に慣れてきている自分がいます。 […]

  • March 16, 2020

コロナショック!ニューヨークの様子

世界中を大混乱に陥れている新型コロナウィルス(COVID-19)。アメリカでの影響は、日本より少し遅れて始まりましたが、ウイルス感染者数がどんどん増えてくるに連れ、ここ1、2週間のうちに状況は大きく変わってきました。    私の住むニューヨークでは、3月8日にニューヨーク州で非常事態宣言が出され、3月12日にはニューヨーク市で非常事態宣言が出されました。少し前から色々なイベントが中止・自粛されていましたが、12日からは全てのブロードウェイショーが中止になり、13日にはメトロポリタン美術館も閉鎖になりました。その他、カーネギーホールやメットオペラ等大きな箱での公演も中止になりました。ブロードウェイショーは4月12日までの1ヶ月間の中止ということですが、1ヶ月後に状況がどうなっているか...誰にも分かりませんね。    更に、今日(3月15日)には、ニューヨーク市の公立学校が3月16日から一斉に閉鎖されると発表されました。4月20日に再開を目指すとのことですが、長期化する可能性もあるようです。3月17日からはニューヨーク市のレストラン・バー・カフェも客席が閉鎖されるようで(デリバリーや持ち帰りはOK)、さすがにここまで来たか...という感じです。    この週末は、買い物、ジム、人と会う目的で外に出ましたが、個人的にそこまで大きな混乱には遭っていません。トイレットペーパーなどの買い占めがあったというニュースも見ましたが、少なくとも私が行った店ではそんなことはなかったようです。さすがに外出している人の数は減ったな〜、と思いましたが。ただ、上記のようにレストラン等まで閉まってしまうと、来週からはゴーストタウンのようになってしまうかもしれません。    私が勤務する会社では、今のところオフィスは閉鎖になっていませんが、大人数の会議は禁止され、多くの社員は自主的に自宅勤務をしています。クライアント先などのかなりの会社は既に自宅勤務となっているので、我が社がそうなるのも時間の問題かなと思います。    ニューヨークの日本領事館に在留届を出している人には、毎日領事館から新型コロナウィルスに関するお知らせが届きます。 https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html ニューヨーク州内では、もともとニューヨーク市北部のウェストチェスターというエリア(日本の駐在員も多く住む)でウィルス感染者が急増していました。それが、ここ最近はニューヨーク市内での感染者数が日に日に増えていて、死者も出てきています。    日本と大きく違う点としては、こんな状況になってもニューヨークのほとんどの人はマスクをしていません。マスクをしているのは主にアジア人で(最近は他人種でマスクをしているのを見かけますが)、何となく周りから避けられたり、白い目で見られているように感じます。私が年末年始に日本に帰国したとき、アメリカ在住者から見た日本の「あるある」として、日本人がやたらとマスクをしている!ことに気付いたですが、日本でのマスクの買い占めや転売の話を聞くと、今の日本ではほぼ100%の人がマスクをしているのでしょうか?マスクに予防効果はあまりないという話も聞きますが、どうなんでしょう。    株式市場など、世界経済にも大混乱を及ぼしている新型コロナウィルス。これまでの人生でも経験したことがないような状況がこれからどのように展開していくのか?少しでも状況が好転し、早く通常の生活に戻れることを祈りながら、日々やっていきたいと思います。

  • October 24, 2019

秋の行楽シーズン、ニューヨーク郊外へ

ニューヨークの10月は、秋も深まりとっても良い季節。週末に郊外のロングアイランドへ遊びに行ってきました! マンハッタンから車で約2時間。最初に訪れたのはロングアイランドの東の端あたり、Southoldという町にあるワイナリーのSparkling Pointe。 その名前のとおり、しゅわしゅわのスパークリング・ワインをテイスティングできます。実は私、アルコールほとんど飲めないのですが...せっかくなのでちょっとだけ頂きました。ちょっとだけとは言え、お昼前ですきっ腹だったせいか、あっという間に酔いが回り... そして、ランチを食べに寄ったのが、すぐ近くのSouthold Fish Marketというシーフードレストラン&マーケット。 新鮮なオイスターに、プリプリのロブスターロールを堪能しました。クラムチャウダーも食べたらお腹いっぱい。 空腹を満たして次に向かったのは、更に東へと進んでGreenportという村にあるKontokosta Wineryというワイナリー。 屋内のティスティングルームの他に、海岸沿いに開けたお庭というか公園?のような場所でもワインを飲めます。私はここではもう飲まなかったのですが、開放的でのんびりとした雰囲気は最高!もう少し遅い時期に行ってたら、寒かっただろうなぁ。 結婚式でもやっていたのか、きっちり決めた衣装の人がたくさんいました。 マンハッタンへの帰り道の途中では、青空マーケットのようなところ(Harbes Family Farm)にも立ち寄りました。たくさんの野菜が売られていて、家族連れで賑わってました。 去年までは、10月になると毎年、ニューヨーク市の北の方(Upstate New York)にあるLaurence Farms Orchardsという農場へ行っていました。 […]

  • October 2, 2019

9月振り返り&国連

あっという間に、9月が終わってしまいました... アメリカでは、9月第一月曜の祝日「Labor Day」が終わると、夏も終わりとなります。急に涼しくなったり、また暑くなったりを繰り返しながら、秋が近づいて来るのを感じます。 ニューヨークでは、9月と言えば国連総会が開催される月。調べてみると、国連総会は年中やっているそうで、その中の「一般討論演説」というのが9月下旬に開催され、各加盟国の首脳が集まってスピーチを行うので、国連本部に近いミッドタウン・イーストでは厳戒態勢の警備が敷かれます。今年の一般討論演説は9月24日〜9月30日に開催されたようです。 日本では、環境相になった小泉進次郎さんが国連の会議のためにニューヨークへやって来て、ステーキを食べたり「気候変動問題はセクシーにやらなければ...」と発言したりして、随分話題になっているようですね〜。大臣に就任した早々大変だなぁと思いますが、良くも悪くも注目されているので、これからどうやって実績を残していくかですね。 私の職場はまさにミッドタウン・イーストにあるので、9月最終週は通勤・帰宅時間やランチの時間に外を歩くと、道路の両脇にずらっと並ぶパトカーや警察のバイク、大勢の警官達を目にしました。この時期は道路がすごく混雑するので、移動にはできるだけ地下鉄を使うように勧められます。 以前、9月下旬にたまたまニューヨークに出張に来た人が、JFK空港からマンハッタンに入るとき、ひどい渋滞でタクシーが一向に進まず、結局1時間半くらいかかったと言っていました。この時期には、ホテルの値段も(特にミッドタウンでは)かなり上がるみたいだし、ニューヨークへの旅行はできるだけ控えることをお勧めします。国連総会時期の物々しいニューヨークの雰囲気を感じたいというのなら別ですが... ところで、この5月頭のゴールデンウィークに両親がニューヨークを訪ねて来たのですが、その際一緒に国連本部のツアーに参加しました。今まで長年ニューヨークに住んでいながら、私にとっても初めての国連ツアーでした。 計1時間くらいで国連ビル内の会議場を周り、国連の歴史や役割、今どんな問題を議論しているか等、ガイドさんが説明してくれます。英語ツアーがメインですが、いろんな言語(もちろん日本語も)でのツアーもあります。結構ためになるし、もし時間があればお勧めです! ツアーの申し込みは、国連のウェブサイトから申し込むことができます。 https://visit.un.org/content/tour-1 英語ツアーは月〜金の毎日、一日に何度もありますが、他の言語のツアーは催行される日が限られています。ただし、前もって国連にメールか電話で依頼すれば、予定が無い日であってもツアーを追加してくれる場合があるようです。おそらく、国連職員の方がガイドをしてくれているので、彼らの時間がある限りフレキシブルに対応してくれるのでしょう。 国連本部に入場する際、気を付けることがあります。国連ビルのメインの入場口へ入る前に、道路を挟んで向かい側にあるチェックイン・オフィス(801 First Ave)に行って、入館手続きを行わないといけません。グループの代表者一人がオフィスに入って手続きをするように言われ、そこで全員分の入館パス(手首に巻くやつ)をもらいました。 その後、国連本部の入場口から、セキュリティチェックを通ってビル内に入ります。こういった一連の手続きのために、ツアー開始の1時間前には国連に到着するようにチケットに書いてありました。 ビルの地下にはギフトショップやフードコートがあり、お土産探しや休憩ができます。

  • September 25, 2019

ニューヨークあるある!Part 2~生活編

ニューヨークのあるあるネタ。前回は地下鉄編でしたが... https://fumingnyc.com/nyaruaru1/ 今回はそれ以外に生活の中で感じたあるあるをまとめてみました。 1. 春と秋はあっという間 ニューヨークでは春と秋が短く、日本のような四季を楽しめる感じはありません。気温の変化のせいもありますが、こっちの人達の服装の問題かもしれません。「春の装い」や「秋の装い」をしている人が少ない気がします。 ニューヨークの冬は日本の大抵の地域より寒さが厳しいですが、4月頃になって暖かくなると、昨日までコートを着てマフラーを巻いていたような人達が、半袖、短パン、短いスカートで街を歩き始めます。こちらの人は、全般的に肌を露出したがります。 ニューヨークの夏は結構暑い日もあるし、湿度も高め(という人もいるよう)ですが、日本の夏の蒸し暑さと比べると可愛いもんです。一方、屋内では冷房がかなり効いているところが多いので、もし夏にニューヨークへ旅行する予定があれば、何か羽織るものを一枚でも持って来た方がいいと思います。 そして、夏が終わり気温が下がってくると、10月くらいには冬の装いの人が結構増えてきます。急に寒くなるのでしょうがない面もありますが、 一方、屋内ではセントラルヒーティングで暖かいところが多いので、ダウンジャケット(外用)のすぐ下にタンプトップ(中用)を着ているような人もたまにいます。 とは言え、ニューヨークでも春にはブルックリンのボタニカルガーデン等で桜を楽しめますし、秋にはセントラルパークで美しい紅葉を見ることができます。 2. インフレを実感 これはニューヨークに限らず、アメリカ のどこにいでも感じられることかもしれませんが、物価や家賃がコンスタントに上がっているのを実感します。日本でバブル崩壊後に大人になり、90年代中盤~2000年代中盤まで物価の変動をさほど感じなかった自分にとっては、 「インフレって本当にあるんだ...」という気にさせられました。 私がニューヨークに住み始めた2007年に地下鉄の初乗り運賃は2ドルでしたが、これを書いている2019年現在は2.75ドルです。同じ期間に、地下鉄の30日乗り放題パスは76ドルから127ドルに値上がりしました。 食べ物については、昔と今で食べるものが結構変わったので比較が難しいのですが...例えば私が昼食によく買っている日系のお弁当は、2007年当時は6ドルくらいでしたが、今は安くて9ドルくらいです。 (こういう変化も、ニューヨークに来たときから家計簿をつけているので確認することができます!) アパートの家賃も年々上がっています。私が最初にニューヨークで住んだアパートはかなり古目で、Rent- […]

  • September 16, 2019

ニューヨークあるある!Part 1~地下鉄編

ニューヨークに住んでいる人達の間でよく話題になる「あるある」ネタをまとめてみました。 というか、地下鉄のネタだけでも結構あったので、今回は地下鉄編で。 1. 遅延やルート変更にイライラ... ダイヤどおり正確に電車が走ることが当たり前の日本に慣れていると、ニューヨークの地下鉄のいい加減さには我慢できなくなります。自分がこれまでのニューヨーク生活で感じたイライラのうち、かなりの部分が地下鉄によるものかも。 駅に時刻表などはなく、そんなに間隔も空けず電車がどんどんやって来ることを前提にしているはずが...実際はしょっちゅう遅れ、突然止まることも多々あります。ホームでは 電車がやってくる方向を何度も確認する人がチラホラいます。 特に週末になると、工事などでよくルート変更があり、例えばオレンジのラインの電車が青のラインを走ったりするようなことが起こります。一応、駅に週末や深夜のルート変更についての貼り紙はあるのですが、正直見てもよく分からないことが多いです。 ただ、ここ数年で市内のたいていの駅には「次の電車は何分後、その後は何分後」と 後続車のタイミングを知らせる電子掲示板が設置され、前より状況を把握しやすくなりま した。それでも、あと「5分」という表示がしばらく変わらなかったりして、「ちゃんと来てるの??」と思うこともありますが。 さらに、最近は地下鉄各路線の運行状況がリアルタイムで見られるスマホアプリもできて、駅の改札を通る前でも、乗りたい電車がすぐに来るかチェックできるようになりました。 2. 古い、汚い... 歴史ある地下鉄ですから、ほとんどの駅は古く、掃除はされてるものの汚いです。利用者のマナーの悪さのせいもあるでしょうが。 ホームで電車を待っているとき、線路にネズミを何匹も見かけます。 私の経験では一度だけですが、朝の通勤電車の中にネズミが出現し、車両が大パニックになっとこともあります。ある人は慌てて座席の上に立ち上がり、ある人は「キャーキャー」叫びながら飛び跳ね、手に持っていたアイスコーヒーが蓋からどんどんこぼれていました! 3. 突然のパフォーマンス! 地下鉄の駅構内では、歌ったり演奏したりするパフォーマーをしょっちゅう見かけます。構内だけでなく、電車内でも突然パフォーマンスが始まることがあります。 […]