9月11日。2001年に起こった同時多発テロ事件からちょうど19年目になりました。
ニューヨーク市のOne World Trade Centerでの追悼式典は、毎年主要なテレビ局で生中継されています。例年であれば、犠牲者の遺族の方々が犠牲者のお名前を一人一人読み上げていくのですが、今年はコロナ禍の状況もあり、犠牲者のお名前の読み上げは全て録音でした。
あの事件が起きてから長い年月が流れ、世界中で色々な変化がありました。それでも、多くの人はあのときの衝撃を忘れることができないでしょうし、遺族の方々の心の傷が癒えることはないのだろうと思わされます。
同時多発テロ事件は、ニューヨーク市にとって大きな試練だったと思いますが、今年のコロナウィルス感染拡大もまた本当に大きな試練です。今ニューヨークでのコロナの状況はとても落ち着いていますが、社会経済活動の制限は続いていて、市民生活に影響を与えています。小売店やレストランなどの倒産が続いています。人口流出が起きているという話も聞きます。
それでも、過去にどんな試練も乗り越えてきたように、このコロナ禍もきっと乗り越えていくことを信じています!
さて、これを書いている9月13日時点のアメリカ・ニューヨークの新型コロナウィルス感染者数・死者数は以下のとおりです。
- アメリカ合衆国:感染者 6,708,458、死者 198,520
- ニューヨーク州:感染者 477,606、死者 33,116
- ニューヨーク市:感染者 233,216、死者 23,743
(アメリカとニューヨーク州の情報はWorldometer、ニューヨーク市の情報はNew York Cityのサイトを参照。ニューヨーク市の死者数は、コロナが原因と確定された死者(Confirmed Deaths)と、コロナが原因と推定された死者(Probable Deaths)の合計。)
8月28日のブログで触れた新型コロナウィルスの感染者数・死者数と比べると、アメリカ全体ではまだ感染拡大が続いているものの、新規感染者数・死者数の勢いは徐々に落ち着きを見せているようです。
ニューヨーク州、ニューヨーク市では、引き続きしっかりと感染拡大を抑えているようです。気が付けば、州別の感染者数合計を見ると、カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州がニューヨーク州を超えてしまっています。他州で感染が収まっていないことは憂慮すべきことですが、ニューヨーク州では4月辺りの酷かった頃と比べると随分落ち着いたもんだと思います。
ようやく、ニューヨーク州でレストランの店内での飲食が9月30日から認められることになりました!ただし、収容率は最大収容人数の25%以下、入口での検温、利用客の連絡先の入手、などの条件が付いています。25%以下というのは結構厳しいですね。その後、感染率の様子を見て、11月1日までに収容率制限を緩和していくかどうかを判断するそうです。
ニューヨーク市では9月2日からスポーツジムの営業が再開されました。私が通っていたEquinoxというジムも再開したので、早速行ってきました。
Equinoxでは、ジムの利用は全て事前予約制(専用アプリで予約します)、入場までに現在コロナの症状がないことや熱がないこと等の入場条件に同意し(これもアプリ上で)、入場時には検温されます。ジム内ではマスク着用必須。タオルは必要な場合のみレセプションで受け取ります。ロッカールームでは、利用者同士の距離を取るために、使えるロッカーが制限されていました。
ジム内の至る所にハンドサニタイザーやウェットティッシュが設置してあって、皆マシーンやダンベル等を使うたびに拭いていました。収容率を33%以下に抑えないといけないということで、ジム内はガラガラな雰囲気でした。それでも予約が取れないということはまずなく、まだ利用客がそれ程戻っていないように感じました。
ヨガ、ピラティス、クロスフィットといったグループクラスの再開はまだ許可されていません。クラスが再開されれば、利用客がもっと戻ってくるかもしれません。
ところで、私事ながら、このブログを開始して丸一年になりました。最初に書いた投稿が、やはり同時多発テロ事件の記念日のことでした。頑張ってブログ投稿を習慣化しようと思いつつ、忙しくて投稿できない期間もありましたが、何とか一年続けることができました。
最初は、ニューヨーク生活での楽しい体験や感じたことを書いていこうと意気揚々としていたのに、コロナ禍のせいで閉じこもり生活のことや、ニューヨークと全く関係ない内容も多くなってしまいました...。
まだあまり自分の周囲にこのブログのことを知らせていないのですが(いつか知らせるのか?笑)、少数の方には読んで頂いているようで、とても感謝しております。
自分の日記のようになってしまってはブログを公開する意味もないので、読んで下さっている方のことも考えながら、これから蘇っていくニューヨークの様子を伝えることができればと思っています!