前回の投稿が6月頭で、2ヶ月以上が経過してしまいました...。個人的に書くネタがなかったというのが本音ですが、ダラダラ過ごすうちに毎日がすごい速さで過ぎていきました(涙)。
前回のブログでは、ニューヨークでコロナワクチンの接種が完了した人に対してマスク着用の義務が(一部施設を除き)解除されたことを紹介していました。あれから、街中ではマスクを着けずに歩いている人がかなり増えました。地下鉄やバスでは今でもマスクを着けることになっていますが、実際には着けていない人もちらほら見かけます。
レストラン 屋内での飲食も、ソーシャルディスタンスは維持するものの、キャパシティの制限もなくなり、コロナ前の賑わいを徐々に取り戻しつつあります。私の通うジムでもかなり人数が増えてきた印象で、マスクの義務もありません。
しかし、アメリカでもコロナのデルタ株の感染が拡大しています。
ニューヨーク市のデータによると、7月に入ったあたりからコロナの新規感染者数・入院者数ともに増加に転じています。幸い、死者数は比較的落ち着いているようです。
(ニューヨーク市での過去3ヶ月のコロナ感染者数等データ)
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data.page#daily
現時点(8月15日現在)のニューヨーク市でのワクチンの接種状況は、最低1回接種した人が人口の62%、2回の接種を完了した人が56%となっています。6月以降あたりから接種率が伸び悩んでいるようです。
(ニューヨーク市でのワクチン接種状況のデータ)
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data-vaccines.page
8月に入り、ニューヨーク州は、交通機関等の施設の職員に対しワクチン接種か定期コロナ検査を義務付けることになりました。また、バーやレストラン等の事業者に対して、全ての顧客にワクチンの接種証明を求めるように呼びかけました(義務化ではない)。
さらに、ニューヨーク「市」はより厳しく、全米で初めてレストラン等の屋内施設の顧客にワクチン接種証明の提示を義務付けることを発表しました。8月17日から段階的に開始され、9月13日からは強制となるようです。施設に入る際に、ワクチン接種の完了を証明するCDCのカード(紙)か、州・市によるスマホアプリを提示することになります。
コロナワクチンに抵抗がある人や反対する人は一定数いますから、こういった強い措置に対する反発もあります。スムーズに進むのか、その効果がどう出るのか、経過を見守っていく必要があります。
9月から再開することになっているブロードウェイのミュージカルでも、出演者や劇場スタッフ、観客に対して原則としてワクチン接種を義務付けることが発表されています。劇場内でのマスク着用も義務付けられます。
ブロードウェイミュージカルの再開に関しては、前売りチケットの売れ行きが芳しくないという心配なニュースもあります。「Hamilton」「Lion King」「Wicked」といった人気のミュージカルですら、チケット発売から2ヶ月経つのに最初の週でもかなりの残席があるとのこと。やはり、デルタ株の感染拡大など先が見えない中で、みんな買い控えているのか。また、ブロードウェイミュージカルの観客の多くを観光客が占めていることもあり、市街からの観光客がコロナ前の水準に戻るまでには時間がかかるという要因もあるようです。
With Hamilton, Lion King, Wicked ticket sales slow, Broadway isn’t back
一方で、そういう人気ミュージカルをまだ見たことのない人にとって、今の状況は良いチャンスなのかもしれません...。
さて、ニューヨークとは関係のない話題ですが...、一時は開催も危ぶまれた東京オリンピック、遂に終わりましたね。日本人選手のメダルラッシュもあって、開催地の日本ではすごく盛り上がったようですね。
日本(東京)に住んでいない身で勝手なことを言うべきではないのかもしれませんが、オリンピックが開催された良かったと個人的には思っています。4年に一度の大イベントに向けて、それも1年延期という難しい状況下で準備・調整してきたアスリートのために開催してほしいという想いも当然ありましたが、一般の人だって、コロナ禍で何もかも自粛して生きたところで何の楽しみもなければ死んでいるも同然じゃないか、と思いました。開催すればやっぱり盛り上がったし、終わりの見えない日々が続く中、選手達の活躍に希望を感じた人も多かったんじゃないかと思います。
アメリカでは、NBCというテレビ局が独占でオリンピックを放送します。今回のテレビの視聴率が悪かったというニュースも聞きましたが、視聴習慣はどんどん多様化していますし、アメリカは最終的に国別で最多のメダルを獲得して、それなりに盛り上がっていたという肌感覚があります。(もちろん、私の狭い範囲内での感覚ですが。)
ただ、開会式や閉会式については大方の意見のとおり、もう少しどうにかならなかったのかな...と残念に思いました。見ていて退屈で、暑い中会場にいる各国の選手達に申し訳なく感じました。日本の未来の可能性とともに、限界についても感じさせられたオリンピックでした。
そして、お盆も過ぎた今、日本でのコロナの感染者数や重症者数は過去最多の水準まで増えているようですし、追い打ちをかけるように大雨が全国的に続いていて、日本人としてとても辛いです。少しでも被害が抑えられること、状況が改善することを祈るばかりです。