2025年の資産形成振り返り 〜 FIRE達成!?


明けましておめでとうございます!

2025年もあっという間に過ぎていきました...。皆さんにとってどのような年だったでしょうか?私にとっては大きな節目になるような一年でした。


年始の定例行事として、昨年の自身の資産形成を振り返っています。

私は主に株式投資で資産形成をしていますが、2025年は米国株式市場にとって激動の一年になりました。米トランプ政権の関税政策の影響で4月には株価が大幅下落しましたが、その後関税への懸念や米国経済への悲観論が後退して上昇基調に転じました。一年が終わってみれば、米国の主要株式インデックスは前年末比で大きく上昇しました。

株式市場は世界的にも好調で、日本の株式市場では10月の高市新首相の就任で株高が更に進み、2025年の日経平均株価の上昇率は米国株インデックスの上昇率を上回りました。

また、株式を超える価格上昇を見せたのが金に代表されるコモディティでした。一方、トランプ政権誕生で更なる上昇が期待された仮想通貨は、前年末比で下落するという結果になりました。


何かと慌ただしかった市場環境の中、私は株価の乱高下にヒヤヒヤしながらも、例年どおり貯蓄を投資に回し続けました。今年何か変わったことはやっていません。

そして、冒頭に「大きな節目」の年だったと書きましたが、私は遂に10月に会社を退職しました...!色々と考えた末の決断でしたが、前へ進むための一つの区切りになったと思います。とは言え、今後については具体的には何も決めていません。これで、過去のブログで毎年触れてきた「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」の達成となるのか...?


という訳で、私自身の2025年の家計管理や資産形成について以下にまとめました。また、2025年における各市場の動向についても簡単に振り返りました。


1. 私の家計管理

ニューヨークは世界的に見ても最も物価が高い街のひとつと言われ、インフレが相変わらず進行しています。住民の生活が厳しくなっているという話もよく聞きます。


そんな中、11月に行われたニューヨーク市長選挙でゾーラン・マムダニ氏が新市長に選出されました。日本でも大きく報道されたようですが、マムダニ氏は「社会民主主義者」を自称し、インド系移民でイスラム教徒という異色のバックグラウンドを持ち、「Affordability(値ごろ感、暮らしやすさ)」をスローガンに市民の生活に直結した政策を掲げて選挙を戦いました。彼がアメリカ資本主義を象徴するニューヨークの市長に選出されたことは、世界に少なからず衝撃を与えました。

2026年1月1日に宣誓式が行われ、マムダニ市長による新市政が始まりました。彼の政策やそれを実現するための財源の主張(富裕層や大企業への課税強化)については問題点が指摘されていますが、私の周りには支持者も多く、私自身もこれから市政がどうなっていくか期待して見守りたいと思います。


話が逸れましたが...、私は例年と変わらず節約生活に励んできました。会社を辞める10月までは、経常的な支出を手取り収入の50%以下に抑えるようにしました。つまり、手取りの半分以上を貯蓄して投資に回しました。

退職が決まってからは、自由な時間が増えた分自炊を増やして食費を抑えるようにしています。私のそれ以外の支出の大半は固定費なので、食費が一番コントロールしやすい費目です。

一方、会社を辞めることで大幅に増えるのが医療保険料です。アメリカでは、会社を辞めてもしばらくの間同じ保険プランを継続利用できる制度(COBRAと呼ぶ)があるのですが、これまで会社が負担してくれていた保険料分も含め全額自己負担となるため、私の場合保険料が約3倍上がりました。負担額は辞めてみないと分からなかったので、想定外の支出増でした。

さらに、退職の影響で税金がどうなるか等、これから色々見極めていかないといけません。


2. 私の資産形成

従来どおり毎月株式等への投資を続けました。退職の意思を固めてからは、ラストスパートということで毎月の貯蓄(=手取り収入ー支出)のほぼ100%を株式ETFや債券の購入に充てました。

私の証券口座のポーフォリオは、以下の3つの株・ETFカテゴリーが約8割を占めます。

  • 米国株インデックスETF(VTI等)
  • 高配当株・増配株ETF(VYM等)
  • メガテック株(MSFT、GOOG等の個別株)

次ページでも説明していますが、2025年の株式市場は波乱はあったものの最終的には上昇トレンドで終わりました。積立投資のように定期的に株式を購入する場合は、株価の上下があった方が長期的に見れば有利です。

その他、若干の新興国株ETF、金・銀ETFなども保有しています。

金・銀の(価格に連動する)ETFは2011年頃に初めて投資したのですが。その後価格が下落して低迷状態が長年続き、自分のポートフォリオの中で一番成績が悪いETFでした。それが、2024年後半辺りから価格上昇が顕著になり、2025年には一番優れたパフォーマンスを残しました。不安定な世界情勢が続く中、もう少し金・銀ETFを買い増したい気持ちもありますが、最近の価格上昇が急すぎて積極的に買い増す勇気がありません。


また、退職後に安定的な収入源が欲しいこともあり、10年物の米国債や社債(いわゆる生債券)の購入を増やしました。今後米国金利の低下が予測されていますが、まだ金利がある程度高いうちに購入しておきたかったのです。

ちなみに、私の保有する株式と債券の割合は2025年末時点で大体85%:15%になっています。歳をとるに従い債券の割合を増やそうと考えているのですが、株式運用の方が好調なので債券の割合が中々上がりません。


その他、私はビットコインやイーサリアムといった仮想通貨も保有しています。仮想通貨を支持するトランプ政権の下、仮想通貨市場は2025年10月頭まで堅調に推移していたのですが、10月に価格のピークから急落して以降は年末まで低調が続きました。こちらは少々期待はずれな結果になりました。


総合してみると、私の2025年の運用成績はほぼ株式市場平均並みのリターンで、仮想通貨が若干足を引っ張ったような結果となりました。


3. FIREへの道

2024年の資産形成振り返りのブログでは「FIRE目標達成まであと2年、上手くいけば1年で行けるかも?」と書いていましたが、この時点で私の退職の意思はかなり固まっていました。うまく行けば、2025年の終わり頃までにFIREの目標、つまり「4%ルール(年に資産の4%を取り崩す)」に基づき年間支出の25倍の金融資産額を達成できるのではないかという期待もありました。

その後、4月にトランプ関税ショックで株式相場が大幅に下落したため、年内の目標達成は難しいか...と気持ちが揺らぎましたが、やはり株式市場の好不調の波に左右されるのではなく、自分自身の人生をこれからどう生きたいのかということを重視し、退職を決断しました。

とは言え、今後のために数字をきちんと出しておくことも大事なので、以下の計算を行いました。

  • 退職後にかかる支出予測を見直した。具体的には医療保険の大幅増、2025年の税制改革を反映した税金予測等。
  • 金融資産に、これまで考慮していなかった会社のPension Plan(確定給付型年金)等を含めた。
  • 「4%ルール」はWilliam Bengenという人によって提唱された取り崩しルールだが、そのBengen自身が最新の研究をもとに4.7%を安全な取り崩し率としてアップデートした。そのため、「4.7%ルール」を用いて退職後の目標資産額を再計算した。

その結果、「4.7%ルール」に基づけばFIREが可能な目標資産額に到達している...と判断しました。

私が退職した10月時点では株式市場が回復して上昇基調になっていたことも、目標達成を後押ししました。


FIREに関しては、これまでの道のり(反省点)、今後の生活をどうしていきたいか等、別のブログでもう少し詳しく紹介する予定です。


次のページでは、2025年の株式・債券・仮想通貨等の市場動向について振り返りたいと思います。