前回新型コロナウィルスの生活への影響について書いてから、1週間以上が経ちました。この間にも事態はどんどん進展しています。アメリカで、特に私の住むニューヨーク州・ニューヨーク市で、コロナウィルスの感染者・死者は日に日に増加していて、様々な措置が発表されています。
ニューヨークの現状
ニューヨーク州では、3月22日(日)の夜から、Essential(必要不可欠)なお仕事の人以外は自宅での勤務が義務づけられ、また不要不急の外出を控え自宅待機するように要請されています。Essentialな仕事というのは、食料品店、薬局、医療機関、公共交通機関などです。外出時は単独行動をして、他人とは6フィート(約1.8m)以上離れるように言われています。
新型コロナウィルスの感染者数・死者数については随時報道されているので、私がここで記載する必要もないかもしれませんが、これを書いている3月24日現在で、CDCのページやニュースサイト等の情報によると以下のとおりとなっています。
- アメリカ:感染者 54,867、死者 782
- ニューヨーク州:感染者 26,348 死者 271
- ニューヨーク市: 感染者 15,597、死者 192
現時点の人数も、日毎の増加ペースもすごいのですが、コロナウィルスには潜伏期間があるため、ピークはもっと先になると言われています。全米の感染者数・死者数に占めるニューヨークの割合は非常に高いです。
経済への影響
コロナそのものの生命や健康への被害に加え、誰もが心配になるのは経済活動への影響です。世界中で、一時的に仕事ができない人、もしくは仕事を失った人が増えていますが、お店の閉鎖、イベントの中止、自宅待機、といった措置がいつまで続くのか分からず、混沌としています。
株式市場では、世界中でコロナの影響が深刻化してきた2月下旬から株価が急落しました。コロナとは別の要因で、原油価格が急落したことも影響しているようですが、約1ヶ月間一貫して下がり続けています。更に、一般的に株とは逆の動きをすると思われている債券や金の価格まで下がっていて、投資家の現金への逃避が進んでいるようです。
私は以前の投稿で、早期退職を目指す「FIREムーブメント」を紹介しました。
これを書いた時点では株式市場が長い間好調だったので、やる気マンマンだった訳ですが、今回のコロナショックでFIREのゴールはかなり遠のいてしまったように思います(泣)。過去にもリーマンショックのような暴落を経験しているとは言え、今のような暴落相場に直面すると、怖い思いをしていることは正直否めません。狼狽えることなく落ち着いて、長期・分散の観点から投資を続けていかないといけない、と頭では分かっているのですが。
自分の生活への影響
最後に、私自身の生活について少し書くと、私が勤める会社では先週の木曜からオフィスが閉鎖され、全社員が在宅勤務を行うことになりました。そろそろ1週間が経とうとしていますが、家での仕事は始まりと終わりが曖昧で、メリハリがなくダラダラしてしまいます。いつまでこの措置が続くかは分からないのですが、この生活を延々と続けられるか、少し心配です。
外出は基本的に食事を買いに行く時くらいですが、外に出るときは散歩がてら少し長めに歩いてみたりしています。ジム通いが生活に組み込まれていたので、ジムが閉鎖されているのは辛いです。食品店やレストラン(持ち帰りのみ)以外のお店はほとんど閉まっていて、人通りもまばらで、これが本当にニューヨークなのか!と思ってしまいますが、次第に慣れてきている自分がいます。
スーパーマーケットではだいたい入場制限をやっていて、店内にいる客の人数を調整しているようです。店に入ると、最初に手を拭くためのウェットティッシュをくれるところもあります。
先週末、買い物の帰りにセントラル・パークまでブラブラ歩いてみたのですが、天気が良かったこともあり、かなりの人数が公園を散歩したり、ジョギングやサイクリングをしたりしていました。まだ州から自宅待機の要請が正式に出る前ではありましたが、不要な外出は控えるように既に言われていたので、みんな(自分含め)家でじっとしてられないんだなぁ〜、などと思っていました。この週末はどうなっているかな?